「とと姉ちゃん」のときは悲恋のお相手だったが…
ツンデレな菅波役・坂口健太郎は29歳。朝ドラデビューは「とと姉ちゃん」(2016年度前期)で主人公・常子(高畑充希)の哀しい恋の相手役だった。
常子のモデル・名編集者の大橋鎭子は生涯独身だったが、たとえ記録に残っていなくても恋愛経験はあったに違いないという推測と、やっぱり朝ドラには恋愛も必須と制作サイドが考えて星野というオリジナルキャラが作られた。
丸メガネの似合う星野は植物の研究に余念のない大学生。堅物だけどよく言えば実直な好青年。だが家の都合で常子とお別れすることになる。ドラマの後半戦で再び登場した時は、二人の子持ちになっていて、常子はどうするのか…と視聴者をドキドキさせた。
この星野のことがあるので「おかえりモネ」では今度こそヒロインと…と願う。
キャラ的には勉強熱心で融通が効かないところは星野と菅波は若干似ているが、演じている坂口自身はNHKドラマ・ガイド「とと姉ちゃん」Part1の坂口のインタビューでは「男の子って何かに凝ったりするものですが、僕はあまりのめり込まないタイプ」と語っていて、星野や菅波のように植物学や医学など学問一直線というタイプではないようである。