北川景子と永山瑛太が共演する金曜ドラマ「リコカツ」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の最終回となる第10話が6月18日に放送。スピード結婚からスピード離婚した咲(北川)と紘一(永山)が迎えた結末が反響を呼び、Twitterのトレンド1位を獲得した。(以下、ネタバレがあります)
「未来というのは自分たちで描くもの」
離婚に向けた活動=リコカツをテーマにした本作。交際ゼロ日でスピード結婚した主人公の咲と紘一が、生活習慣や価値観の違いから早々に離婚を決意。リコカツを経て離婚はしたものの、それは互いに相手の幸せを考えてのことだった。
最終回は、思いが募った2人が改めて交際をスタートさせるが、離婚要因の一つでもあった仕事の問題に直面。努力して編集者になった咲は、夢だった3年間のパリ研修を打診されていた。
紘一と一緒にいたい咲は迷い、「自分で決めることだから」と言い出せないまま。一方、紘一は小説家の連(白洲迅)からパリ研修のことを聞き、離れ離れになりたくないと、誇りだった自衛官の仕事を辞めて密かにパリについて行く決心をする。そんななか、ひょんなことから咲が紘一の書き損じた退職願を見つけ、「どうしてそんな勝手なことをするの!」と怒りをぶつけた。
言葉に出せずにすれ違ってきた2人だが、その経験を生かして今度は話し合い、本音を打ち明けることができた。互いを尊重しながら関係を続けること。その結果、離婚前には夫婦は一緒にいるものという古風な考えだった紘一は「3年くらい何の問題もない」とパリ行きを促し、「未来というのは自分たちで描くものだ。自分には咲さんと過ごす幸せな未来しか見えない」と告げた。
パリ行きを決断し、紘一とやり直すことにもベストを尽くしたいと咲。それが紘一いわく「2人の幸せの形」だ。
咲と紘一、それぞれの両親の離婚後も同時に描かれたが、夫婦の数だけ夫婦の形があることを映し出した。