宮本佳林が中野サンプラザでソロライブを開催 ハロプロ研修生ユニットとの楽曲披露も
6月19日に宮本佳林がソロライブ「宮本佳林 LIVE 2021 春~アマリリス~」を、東京・中野サンプラザで開催。会場に約1000人を動員した。
今回のライブは、緊急事態宣言の影響により5月から開催が延期されていた振替公演。タイトルには“輝くばかりの美しさ”という花言葉を持つアマリリスの名が掲げられ、宮本にとってはJuice=Juiceおよびハロー!プロジェクト卒業以来、初めて中野サンプラザで行うソロライブとなった。
宮本のイメージカラーであるブドウ色のペンライトの光が観客席を満たす中、ステージの緞帳が上がり、宮本が花束を拾い上げる一幕からライブはスタート。疾走感のある「若者ブランド」で“ソロアーティスト・宮本佳林”としての存在感を見せると、続けてJuice=Juiceが4月にリリースしたシュガー・ベイブのカバー曲「DOWN TOWN」で、軽やかな手拍子に包まれながらパフォーマンスを楽しんでみせた。
3曲目にはハロプロ研修生ユニットもダンス&コーラスに加わり、「Vivid Midnight」では小気味いいフェイクを交えて会場の温度を上げていく。観客席いっぱいのファンに向き合いながら「この感謝の気持ちをパフォーマンスを通して伝えていきます!」とMCで宣言した宮本は、熱を切らさず突入したカバー曲ブロックでJuice=Juice時代にカバーしたKANの「ポップミュージック」を歌い上げ、さらに森高千里の「やっちまいな」をカバー。
その後のMCで「朝から『あー楽しみだなー!』とドキドキした感じで会場に入りました。中野サンプラザのステージに立つなんて夢みたいって」と観客に語りかけた宮本は、「この日のために準備してきました」と、切ない中にも振り付けで一瞬激しさを見せる「愛してるの言葉だけで」、大人な歌詞にシティバラード調のメロディーが合う「優柔不断だね、Guilty」の新曲2曲を立て続けに披露した。
「ずっと歌ってみたいなと思っていたんですが、1人では息継ぎが間に合わない曲でした」という紹介からハロプロ研修生ユニットを再度迎えて歌ったのは「誤爆 ~We Can't Go Back~」。宮本が語った通り、息継ぎが続かないパートは研修生ユニットにも歌割りが振られ、この曲に関してはフォーメーションも必ず宮本がセンターというわけではなく、宮本は自身のライブでソロならではの表現とグループならではの表現をテンポよく織り交ぜてくる姿で、“見せたいパフォーマンス”に対する視野の広さを垣間見せた。
さらに「禁断少女」では、会場も手振りを合わせ、揺れるペンライトの光もパフォーマンスの一部になっているかのような光景で盛り上げた。