6月26日(土)に土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’21夏の特別編」(夜9:00-11:10、フジテレビ系)が放送される。今回は「死」や「ピンチ」をテーマにした4つの短編で構成され、加藤シゲアキ、上白石萌歌、吉瀬美智子、又吉直樹がそれぞれ主演を務める。
「WEBザテレビジョン」では番組を事前に視聴。加藤と上白石の作品を中心に、オリジナルレビューで番組の見どころを紹介する。
加藤シゲアキ主演「三途(さんず)の川アウトレットパーク」
情報解禁時、ファンの間では加藤のひげ面が話題になっていたが、本作ではそのひげと加藤が持つミステリアスな雰囲気が相まった、影のある主人公が登場する。加藤が演じるのは、命を落とし、“三途の川アウトレットパーク”と呼ばれるショッピングモールの目の前で目を覚ました木村孝。
このアウトレットパークでは、死者が生前の行いに従って得たお金で、来世のための買い物ができるというが、木村はわずかなお金しか持っていなかった。そんな中、木村は春(潤浩)という少年と出会う。そして、生まれ変わったらやりたいことを聞かれた木村は、「来世では目を変えてみたい」と話す。
木村は生前、目つきが悪いということで、度々トラブルに巻き込まれていた。しかし、仕事先の病院で出会った入院患者の芽生(島崎遥香)だけは、その目が好きだと言ってくれた。木村は、彼女と親しくなっていくにつれて、芽生の病気を治したいと強く願うようになり、あることを決意する。だが、志半ばで死を迎えてしまったのだった。「芽生は元気に生きているかな」、そんなことを考えていると、木村の目の前に芽生が現れる。