――ここからは、パーソナルなお話を伺えればと思います。以前インタビューでラジオが好きとおっしゃっていましたが、現在、どんなラジオ番組を聴いていますか?
オードリーさん、空気階段さん、ハライチさん、モーニング娘。'21さん、牧野真莉愛さん、神田伯山さんとか、とにかく色々聞いてます。
――その中で、今イチオシの番組は?
小川:「空気階段の踊り場」が面白いですね。放送の中で喧嘩して仲直りする回もあったりして、リアルタイム性がすごいんですよ(笑)。それと、空気階段さんをはじめ、自分の年齢がだんだん芸人さんたちと近くなってきたこともあって、話に共感しやすいんですよね。そういうところに親近感を感じられて、楽しいのかもしれないです。
――ラジオといえば、昨年は文化放送「小川紗良の夢見るラジオ」で初めてパーソナリティに挑戦していましたよね。
いやー、あの時は呼吸できてないんじゃないかってくらい緊張しました(笑)。けど、やっぱりラジオはいいなと思いましたね。生放送だったので、リアルタイムで聞いてくれてる人の声が届く中、どんどん話したいことが出てきて。ほんとに時間があっという間だったので、またラジオができたらいいなと思っています。
――小川さんから見て、ラジオの魅力はどういうところにあると思いますか?
今はいたるところに情報が溢れていて、情報過多で疲れることもあるんですよね。その中でラジオは、聴くだけのメディアで、すごく落ち着くというか。“音”だけだからこそ、パーソナリティの表情を自分の想像でまかなったり、寝る前に静かに耳を傾けたりと、一人の時間に寄り添ってくれるものだと思っています。そういうところが魅力ですね。
6月25日より全国公開
幼い頃より児童養護施設で暮らす18歳の高校生・花(小川未祐)が施設で過ごす最後の夏、自分と似た境遇を持つ一人の少女・晴海との出会いを通して、自分の過去と向き合い、成長していく物語。