寺坂頼我(祭nine.)「僕の理想のヒーロー像とケンゴは近い」＜「ウルトラマントリガー」インタビュー＞

“ヒーローになること”の夢をかなえた

――「スマイル、スマイル♪」が口グセのケンゴ。寺坂も周りを笑顔にしたい気持ちは共感できるとのことですが。

僕も前から支えてくれるファンの方やスタッフさんを笑顔にしたいと思っていました。なので僕が理想とするヒーロー像とケンゴは近いんですよ。今回、個人の夢である“ヒーローになること”をかなえたのですが、このことが自分の所属する『祭nine.』のためになればいいなと思っています。僕は個人であって個人ではないので。そして誰かのために動くことが結局自分のためになる気もしています。今後はグループ活動も含めて頑張っていきたいです。今回、ウルトラマンを通じて僕を知ってくれる人もいると思います。そういう方にもグループを知っていただき、また活動拠点である名古屋に興味を持っていただき足を運んでくださればうれしいです。名古屋で活動しながらウルトラマンになった人っていないと思いますから(笑)

――これまでも映画やドラマ、舞台と俳優として活躍してきた寺坂。そんな彼の憧れの人は藤原竜也だという。今後どんな役者になりたい？

藤原さんのように感情を出すときに見ている人が震えるようなお芝居をできるようになりたいです。喜怒哀楽、どの感情にもある、言葉にできない高揚感を伝えられる役者になっていきたいと思っています。そしてもちろん、グループとしてももっと活躍したいです。昔、役者になりたくて事務所に入ったのに何で歌と踊りをするんだろうと思ったこともありましたが、歌も踊りも芝居もやってみるとどれも表現するということでは同じだと気付きました。これからも表現者として、いろんなことをたくさんやって輝きたいです。

取材・文＝玉置晴子