――普段マンガを描く時は、どのようにしてアイデアを思いつくのでしょうか?
基本は頭から考え始めます。パッと全体が思い浮かぶこともあれば、真ん中ぐらいから浮かんで考えることもあります。
――伏線の多さも特徴的ですが、それらも最初からすべて決めたうえで描かれているのでしょうか?
伏線と言っていいほどたいそれたものではないですが、徐々にできていく感じです。必然に必然を重ねると、結果そうなります。
――「意味がわかると怖い」「怖いかと思ったらいい話だった」など、良い意味で読者の想像を裏切るような展開が多いですが、描く際に心がけていることはありますか?
話の基礎はやはり起承転結だと感じているので、そこを心がけています。あと5W1Hもわかりやすくなるように気をつけています。話がつまらないと感じる時は、だいたい基礎を疎かにしてしまってるときのようです。
――このような作風に至ったきっかけ、または影響を受けた作品などがあれば教えてください。
作風は自分ではよくわからないので、今が至っている状態なのかどうなのかも…。
影響はあらゆるものから受けているのですが、東野圭吾先生、冨樫義博先生、井上雄彦先生など、小説と漫画の超一流と言われる先生方の作品の影響が大きいと思います。
――Twitterで誰でもないさんの新作が公開されると、読者からそれぞれの考察や解釈がリプライで届いているのが印象的です。
自分が読者として読んだら絶対わからなかっただろうと思うものをすぐに理解しリプしてきてくれる人が大勢いるので、その全てにいつも驚いて笑ってます。ありがとうございます。
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