大島は「私は大沢たかおさんが演じる隠神刑部に恋する雪女の役なんですが、今日はアクリル板1枚隔てて、お会いしてドキドキしています(笑)」と、こちらも特殊メークなしでの再会に照れ笑い。
そして、「バイクで登場して、バイクで去っていくんですけど、それにジャンプして乗る人って初めて見ました。それがすごくカッコよかったです! 雪女としてではなく、大島優子としても心がキュンとなる瞬間でした(笑)」と明かした。
大沢も大島も特殊メークには3時間ぐらいかかったという。大沢は「そのメークする時間も、段々と妖怪に変身していくきっかけになっていったので、今はすごくいとおしく思いますね」と話すと、大島は「私は顔が半分凍っていて、その凍っているものを顔につける時、普通に座っているとつけにくいのでリクライニングチェアを用意していただいて、寝転がりながらつけていただきました。顔の表情を動かすとそれが落ちちゃうので、私が歩いた後にはそれが落ちてました(笑)」と語った。
三池監督が以前に発言した「妖怪は、人間が心の中に本当は持っているピュアなもの」という言葉を受けて、出演者の中で誰が一番“妖怪”かと聞かれると、寺田は「三池監督だと思います。世の中の出来事を、いろんなことを知っているからこそ、逆にピュアなのかなって」と理由を話すと、三池監督は「やかましいわい! やんわりけなしてる?(笑)」と言いながらもうれしそうな表情に。
寺田の回答を聞いた大沢は「僕も質問を聞いた瞬間に三池監督だと思いました」と答え、「監督は本当にピュアなんです。役の芝居の説明をされる時、ご自身でやってくれるんですが、それがめちゃめちゃうまくて。僕はそれをまねするだけでいいんです。少年のように演技をしてくれるので、そのたびに『すごいピュアな人だな』って思います」と理由も明かした。
大島も「三池監督」と答えて、「瞳がすごくピュアなんです。撮影中に思ったのが、モニターで皆さんのお芝居をケラケラ笑って見てらっしゃるんですよね。それって心から楽しんで作ってるんだなって」と撮影を思い返しながら話した。