映画「星空のむこうの国」(公開中)の公開記念舞台あいさつが7月17日に東京都内の劇場で行われ、出演者の鈴鹿央士、秋田汐梨、佐藤友祐、有森也実と小中和哉監督が登壇した。
同作品は、1986年に小中監督が発表した同名長編映画を35年ぶりにセルフリメークしたもので、パラレルワールドを疾走する少年少女たちの爽やかな青春群像を描いたラブストーリー。
相舞高校・天文部の昭雄(鈴鹿)は、トラックにひかれる寸前のところを親友の誠(佐藤)に助けられてから2カ月間、同じ美少女(秋田)が現れる夢を毎晩見ていた。そんなある日、現実の昭雄の目の前に、その少女が現れる、という物語だ。
舞台あいさつでは、小中監督が「35年前は話題になった作品ではありましたが、全国に広く公開できた映画ではなかったので、もう一度新しい映画として新しいお客さんに見ていただきたいという思いで作りました。(劇場に)たくさん来ていただいている若い方がどう感じられたのかというのがすごく気になっています」と心境を語った。
また、鈴鹿は「堤防で星を見ているシーンは何日かに分けて撮って、場所も実際の堤防だったり、グリーンバックの中で撮ったりしたので、心情的なつながりを意識して撮影するのが難しかったです」と印象深いシーンを明かし、撮影を回顧。
すると、秋田も印象深いシーンとして同じシーンを挙げ「あのシーンの理沙は意識がもうろうとしている中で、たまに覚醒したりするので、そこのつながりが大変でした」と告白した。
シネ・リーブル池袋ほかで全国公開中
(C)2021「星空のむこうの国」製作委員会
配給:エイベックス・ピクチャーズ