小林は「姿勢から何から炭治郎」
――お2人が初演で印象に残っているシーンというのは?
小林 炭治郎は出ずっぱりだったので、どこも印象深いのですが…楽曲も含めてなら、鼓屋敷で響凱と戦うシーン。最後に気力をもう一段階上げなければならないところなのですが、「頑張れ炭治郎」の名ぜりふを舞台では歌にしていて、僕自身あの歌に支えられました。響凱を演じてくださった高木トモユキさん(本役は鱗滝左近次)にも助けていただきましたね。舞台「鬼滅の刃」は、本役があるキャストも黒子としてセットを動かしたりしていたんですよ。“全員野球”で取り組んだ初演だったので、そこも含めて印象深いです。
本田 僕は1幕のラストですね。無惨の歌からの流れは、「これが舞台『鬼滅の刃』だ!」感がありました。(脚本・演出の)末満(健一)さんの意志も感じましたし、演者の“圧”もありましたし。幕が閉まったあとのザワザワ感もすごく覚えています。
小林 そうそう! 初演は特に「歌うんだ!」という驚きもあったと思いますし、「ああ、エンタメだな!」というザワザワ感がありましたよね。
――お互いを「炭治郎っぽいな」「義勇さんっぽいな」と感じるところはありますか?
本田 亮太は姿勢から何から炭治郎ですよ! 一番それを感じたのは、本番中、舞台袖にハケてきた亮太に「頑張ろうね」と声を掛けたら、疲れ切って瀕死の状態なのに微笑みを返してくれたとき(笑)。「ああ、炭治郎だな!」と思って、すごく覚えています。
小林 あはは(笑)。袖ではキャストもスタッフさんも本当に優しくて。苦しいところだったので、背中をポンと叩いてくれたり、声を掛けていただいたりする一つ一つが本当にうれしかったんです。だから微笑みで反応したんだと思います(笑)。
――ちなみに…小林さんはおにぎり作りはお得意ですか?
小林 たまに作ります(笑)。料理は好きです! 得意料理はスープカレー。
本田 オシャレだね!
小林 煮物とかも作ります。出汁を取るのが好きなんですよ。スープカレーも出汁を取るのが楽しくて…手羽元を買ってきて、玉ねぎなどと煮込んでからカレー粉で整えるっていう。みそ汁も好きです。…あれ、何の話でしたっけ?(笑)
本田 でも、炭治郎も出汁を取りそうなイメージはあるかも(笑)。
小林 (笑)
■舞台「鬼滅の刃」其ノ弐 絆
【日程・劇場】
・8月7日(土)~15日(日)東京・天王洲 銀河劇場
・8月20日(金)~22日(日)大阪・梅田芸術劇場 メインホール
・8月27日(金)~31(火)東京・TACHIKAWA STAGE GARDEN
【脚本・演出】末満健一
【音楽】和田俊輔
【出演】小林亮太(竈門炭治郎役)、髙石あかり(竈門禰豆子役)/植田圭輔(我妻善逸役)、佐藤祐吾(嘴平伊之助役)/本田礼生(冨岡義勇役)、矢崎 広(煉獄杏寿郎役)、辻凌志朗(宇髄天元役)、奥田夢叶(時透無一郎役)、門山葉子(胡蝶しのぶ役)、川崎愛香里(甘露寺蜜璃役)、宮本弘佑(伊黒小芭内役)、前田隆太朗(不死川実弥役)、チャンヘ(悲鳴嶼行冥役)、内田未来(栗花落カナヲ役)/阿久津仁愛(累役)/廣瀬智紀(産屋敷耀哉役)/佐々木喜英(鬼舞辻無惨役)ほか
■ライブ配信&ライブビューイング情報
【ライブ配信】
8月7日(土)、8日(日)の4公演、そして千秋楽日である8月31日(火)の2公演は、DMM.comにてライブ配信も実施予定。
さらに8月31日(火)17時開演の大千秋楽公演は、全国46館の映画館でライブビューイングが行われる。
※ライブ配信詳細はこちら
※ライブビューイング詳細はこちら
■舞台「鬼滅の刃」其ノ弐 絆 あらすじ
時は大正、日本。
炭を売る心優しき少年・炭治郎は、ある日鬼に家族を皆殺しにされてしまう。
さらに唯一生き残った妹の禰豆子は、鬼に変貌してしまった。
絶望的な現実に打ちのめされる炭治郎だったが、妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、“鬼狩り”の道へ進む決意をする。
鬼殺隊となった炭治郎は新たな任務で同期の我妻善逸や嘴平伊之助と共に那田蜘蛛山へと向かうが、山に潜む不気味な鬼の集団によって、鬼殺隊は壊滅状態に陥っていた…。
本来は群れないはずの鬼たちが、お互いを家族という、異質な蜘蛛鬼一家。現れる十二鬼月。
圧倒的脅威を前に追い詰められる一行…はたして炭治郎たちは窮地を脱することができるのか――。
そして、ついに動き出す鬼殺隊最強の剣士“柱”たち。その目的は!?
炭治郎と禰豆子に更なる試練が訪れる。
新たなる脅威、紡がれる絆、集う柱…鬼狩りの剣士たちの戦いは次なる舞台に――。
※竈門禰豆子の「禰」は「ネ(しめすへん)」、煉獄杏寿郎の「煉」のつくりは 「東」、鬼舞辻無惨の「辻」は一点しんにょうが正式表記
(C)吾峠呼世晴/集英社
(C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会