――賞レースに参加していない時期もありましたよね。それはどういった意図だったんでしょうか?
加納:「自分なりに考えて出んかったんですが、なんか去年から、“別にどっちでもえぇかな”と思うようになりました。こだわりすぎるのもちゃうし、ネタ作りはしんどいけどできんこともないかなって。1年出ずにやってみて、出たらえぇがなって。いつまでも出れるもんでもないし、人生で考えたら一瞬ですから。出れるうちは出とこうって(笑)」
村上:「ウチが出るぞって言ってもネタを考えているのは加納なんで、そこは任せています」
加納:「賞レースにだけ照準をあわせているのがすごくイヤやったんですよ。せっかく自由な職業を選んだのに、結局みんな同じ方向に向かっているのがアホらしくて。笑いっていろいろあるやんって。だから違うことをしてみたんですが、でもやっぱり帰ってくる場所はネタなんですよね」
村上:「うちはもうやるだけなんで。ただ、『賞レース出るぞ♪』と張り切ったことはないですね。まぁ出たいかと言われればすごく難しく…。ずっと勝てるんなら楽しいですけど、落ちたら正直きしょいんで(笑)」
加納:「きしょいな(笑)」
村上:「結果によって気持ちがめっちゃ萎える。でムカついたりする。これってすごくムダな感情な気がして」
加納:「決勝でウケても優勝しなかったら負けになるし。とりあえず負けんのがダルいんですよ(笑)」
村上:「きしょくてダルい(笑)」
加納:「あと賞レースってどこか“努力が美学”っていう空気もあって、あれもちょっとイヤで窮屈なんですよ。努力するんは当たり前なんで。もちろん優勝はしたいけど、声高らかに“目標は優勝”なんて言わんくてもいいかなって」
村上:「もちろん気持ちはありますよ。けど言わんでいいんですよ」
加納:「負けんのはダルいですから、やるだけです」
インタビュー後編は、7月31日(土)公開予定!
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