8月13日(金)より公開の映画「ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結」の監督を務めたジェームズ・ガンからコメントが到着。同作の悪党チームについて、「映画全体を通して、全てのキャラクターがどのように変化していくかを描きました。スーサイド・スクワッドのメンバーは基本的に悪い奴らですが、物語が進むにつれて善悪の間で揺れるという葛藤が出てきます。こういった白黒がはっきりしてないところが本作の魅力です」と語り、変化していく悪党たちの姿が魅力の一つであることを明かした。
DCコミックスの同名のスーパーヴィラン・チームをベースにした「スーサイド・スクワッド」のメンバーは、クレイジーでクセが強い悪党ばかり。そんな悪党チームの活躍を描くのは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの監督を務めたジェームズ・ガンだ。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズは、史上最もヒーローらしからぬヒーローチームの活躍を描いた作品。ガーディアンズのメンバーは、スーサイド・スクワッドのメンバーと同じく、皆一癖あるアウトローという共通点がある。
「ガーディアンズ―」の主人公であるトレジャーハンターのピーター・クイル(クリス・プラット)は、宇宙海賊に育てられた一匹狼。性格はお調子者で、リーダー気質は1ミリもない。
チームの紅一点ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)は、アベンジャーズたちを苦しめた最強の敵サノス(ジョシュ・ブローリン)の養女で、幼い頃から暗殺のプロとして育てられたアサシン。
野獣のような強靱な肉体と力を持つドラックス(デイヴ・バウティスタ)は、愛する妻子を殺したサノスへの復讐(ふくしゅう)のために生きる荒くれ者。
一見かわいいアライグマのロケット(声:ブラッドリー・クーパー)や、相棒のグルート(声:ヴィン・ディーゼル)もまた宇宙のお尋ね者だ。
そんな彼らはひょんなことからチームを組み、次第に宇宙を救う戦いに巻き込まれていく。これまで自分以外の誰かのために行動を起こしたことのなかった彼らが、結果的に世界の平和のために戦う姿は、今作のスーサイド・スクワッドのメンバーと通じるものがある。
そんなジェームズ監督について、映画「アクアマン」(2018年公開)や「シャザム!」(2019年公開)などを担当してきた今作のプロデューサーであるピーター・サフランは、「ジェームズに監督の話を持ち掛けた時、彼は自由に登場人物を選び出したいと要求していました。ジェームズほど、数多くのキャラクターをうまく1本の映画でまとめる監督はいないと思いますので、彼の要求に応えました」と彼にオファーをした理由を明かすとともに、アンサンブルキャラクターたちをまとめ上げるガンの手腕を称賛した。
ジェームズ・ガンが「ガーディアンズ―」で魅せた、ならず者たちのまさかのヒロイックな活躍。そんな胸が熱くなるようなギャップを描く映画「ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結」は、8月13日(金)より劇場公開。