清原果耶がヒロインを務める連続テレビ小説「おかえりモネ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。8月3日放送の57話では、百音(清原)の幼なじみ・亮(永瀬廉)が久々に登場。しみじみと喜びをかみしめる演技で視聴者を魅了した。(以下、ネタバレがあります)
今週は第12週「あなたのおかげで」(56~60話/8月2日[月]~6日[金])を放送中。2016年夏、百音たち「あさキラッ」気象班、そして気仙沼や登米の人々は、それぞれの場所で台風の対応に追われた。
複雑な進路をたどり、東北にせまる台風8号。東北太平洋側からの上陸となれば、観測史上初の出来事だ。百音から今回の台風は今までと全く違う、という注意喚起を受け取り、龍己(藤竜也)は島の船を比較的安全な湾内の西側に移動することに。耕治(内野聖陽)は気仙沼本土に渡り、新次(浅野忠信)と亮(永瀬)の住む仮設住宅を訪ねた。
「島の船、動かしてもらえないか」「お前ならまだギリギリ動かせる。頼むよ」と耕治。新次は震災後、一度も船に乗っていない。それでも、新次が島の船を心配していることを耕治は知っていた。部屋には、新次が書いた湾の天気図があったから。
「船やられんの、黙って見てらんないのはお前の方だろ」という耕治の言葉で、新次の覚悟は決まったようだった。「亮、お前のカッパ借りていいか」と支度を始め、新次は家を出た。もう5年、船に乗ることもなく「俺は絶対に立ち直らねぇ」と頑なだった新次の変化を目の当たりにして、亮の顏にはしみじみとした驚きと喜び、安堵の表情が浮かんだ――。