生駒は「素直にすごく楽しみにこの時間を迎えられたというわけではなく、今の情勢とか、世界のことを見ると『いいのかな?』という思いはあるんですが、ただ私たちは誰かを楽しませるために存在しているので、それができる喜びと、お客さまにこの時間だけは絶対に幸せになってほしいので、そんな気持ちでいっぱいです」と、初日を迎えた心境を明かす。
今回演じるのは、記憶を失っていて、ルーツを辿る手掛かりを探すために渡来(池田)と手を組む謎の少女・ノア。生駒は「私が演じるノアちゃんは“四次元人”ですね。(皆さん)ポカンですね(笑)」と紹介した。
「見た目的にはアクションが一番派手かと思っていまして。しんどいです。でも、すごく楽しくやっていて。偶然にもこのご時世にメッセージが届くというか、自分の存在意義って何だろうっていうところは、ノアを通して皆さんにも思いを伝えられたらいいなと思っています」と話す。
アクションについては「全く自信がなかった」と告白。「体育が一番嫌いな教科だったので。ダンスはできるんですが。でも、やってみたらむちゃくちゃ楽しくて、これからアクションやっていきたいなって思うぐらいでした。仮面ライダーになりたいので(笑)」と、「仮面ライダー」作品の出演者がそろった中で笑いを誘い、「(アクションシーンでは)ライダーキックを見てください」とアピールした。
池田は「ノアという役がすごく元気でハツラツとしていて求心力のあるキャラクターではあるんですが、根っこの部分は儚くてもろくて崩れやすい、繊細な部分があるんです。そこの部分をうまく繊細に演じていただいて、僕の中ではキャラクターと生駒里奈という人間が癒着していく感じというか、稽古を経て見て取れるように分かって。そこはすごく感動しましたね。役と同化していく生駒里奈。すてきだなと」と生駒を絶賛。
「実はノアと渡来のW主演の二つの役だけがずっと決まっていなくて、キャスティングが大変でした。なかなか求心力と儚さを兼ね備えている人がいなくて悩んでいたんですけど、(生駒が)前作に観劇に来てくださって、楽屋でごあいさつしたときに「はぁ~~~、いたー!」と思ったという(笑)。それで、「ちょっとちょっと、来年の5月(スケジュール)空いてますか?」って、訳の分からない誘い方をして。そしたら、いこちゃん(生駒)が「あ、あぁ。やります!」って(笑)。いきなりナンパしたいみたいになりました」と、オファーした経緯を明かすと、生駒も横から「マジでこれです」と苦笑していた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)