民放各局が制作した番組を中心に、常時約350コンテンツをすべて無料で配信している民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」が2021年4～6月期の番組別再生数ランキングを発表した。
総合第1位は、金曜ドラマ「リコカツ」(TBSテレビ)。北川景子と永山瑛太が演じる“交際ゼロ日婚”をした夫婦の離婚から始まるラブストーリーで、初回から人気を博し、これまでのTVerの番組別再生数においても歴代1位を記録した。
第2位は川口春奈と横浜流星が繰り広げる“うちキュン”ラブストーリー、火曜ドラマ「着飾る恋には理由があって」(TBSテレビ)となり、TVerでの歴代2位にもなった。「リコカツ」や「着飾る恋には理由があって」、4位の水曜ドラマ「恋はDeepに」(日本テレビ)などのドラマは、幅広い年代の女性層に視聴された。
女性層の視聴が多かった一方で、3位の日曜劇場「ドラゴン桜(2021)」(TBSテレビ)、5位の「大豆田とわ子と三人の元夫」(カンテレ)は男女各層に平均して視聴された。
バラエティ部門で1位になった「ロンドンハーツ」(テレビ朝日)や3位の「あちこちオードリー」(テレビ東京)は、男女各層の偏りなく視聴されており、2位の「水曜日のダウンタウン」(TBSテレビ)は、男性層が約6割、5位の「テレビ千鳥」(テレビ朝日)は、男性約4割が占めるなど男性に人気の傾向がある中、「突然ですが占ってもいいですか？」(フジテレビ)は、女性が7割を超えており、性年代別での番組への嗜好の差が見られた。
また、TVerではサッカー、野球、ゴルフなどスポーツコンテンツのLIVE配信が増加。LIVEコンテンツの視聴者は、男性層が約8割を占め、これまでのテレビコンテンツの見逃し配信とは大きく違った視聴層となっている。
