監督が“映像美”にかけているなというのは感じます
劇中で繰り広げられるバディ同士の活躍についてや、テレビドラマからパワーアップした映画ならではの見どころなどを語り合ったキャスト陣。
パワーアップした点について、金田は「大きなスクリーンで、体を取り巻くような音の中で、あのきれいな京都の景色を見ながら、切ない事件やドラマを見られるということは珠玉の時になると思います。」とコメント。
続けて、斉藤が「監督が“映像美”にかけているなというのは感じます。」と話すと、「今俺、同じこと言ったんだけどな(笑)!」と金田からやじが飛び、仲のよさを感じる一幕も。
また、山本は「初めての機械が出てくるんですけど、それがすごく高いらしくて、今まで私が触った機械の中で一番高いものだったので、その面でもパワーアップ、値段もアップしているなと思います。」とおちゃめに語った。
さらに、同作のゲストである佐々木蔵之介からの特別ビデオメッセージも公開。佐々木は、シリーズ史上“最強の敵”として科捜研の前に立ちはだかる、天才科学者の加賀野亘を演じる。
届いたビデオメッセージでは、劇中で敵役である沢口に対して、「沢口さんとは現場であまりお話する機会がなかったんです。沢口さんが取材で、どうも僕が怖かったと(答えていたようです)。」と裏話を告白。
それを受けて、沢口は「普段は京都弁ですごくざっくばらんで面白い方なんですけども、役に入るとガラッと変わり、“うわわわわ”と飲み込まれそうになりました。」と、現場で距離を置いていたその理由について語った。
さらに京都出身の佐々木は、内藤との京都エピソードなども告白。「内藤さんには『京都の仕事場を荒らすな』というふうに言われたのですが、僕こそが京都人なんです!ね!?」とユーモアを交えながら強く訴えた。
すると、京都に本籍を移したという内藤は「この役(加賀野亘)は逸脱した科学者の役なんですね。そういう役はどうしても機械的に見えるところを、蔵之介は、難しいせりふを早い言葉で言えるので、その熱を持って、普通だったら体温のない逸脱した科学者を、人間的に演じてるんです。本当に素晴らしいと思います。」とべた褒めした上で、「やっぱりすごい役者っているんですね。だから僕は潰していこうと思います(笑)!あいつは京都を捨てた男なんでね!」とこちらもユーモアたっぷりに応戦した。