斎藤工が主演を務め、白石麻衣が共演する金曜ナイトドラマ「漂着者」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)の第3話が8月13日に放送された。ヘミングウェイ(斎藤)の周りで起きる事件を追う新聞記者・詠美(白石)。美男美女の共演が話題だが、ラストで新たに美女が登場し、注目された。(以下、ネタバレがあります)
詠美の過去を言い当てるヘミングウェイ
同作は、とある地方の海岸に漂着した正体不明の男が不安に苛まれる人々の前に現れ、次第に人々から崇められる存在になっていく物語。企画・原作・脚本を秋元康が担当する。
発見時に「勝者には何もやるな」とつぶやいたことから、通称で“ヘミングウェイ”と呼ばれるようになった男は、予知能力のようなものを発揮して世間の注目を浴びる。そんななか不審死が続き、第3話は「死が連鎖しています。まだ死にますよ、何人も…」というヘミングウェイの不穏な言葉から物語が展開した。
予知能力によって救われた女児が通う幼稚園に招かれたヘミングウェイは、伸びっぱなしのロングヘアーをカットし、ひげ面のままだがこざっぱりとした風貌に。そんな姿に視聴者からはあらためて「かっこいい」とのつぶやきが寄せられた。
幼稚園で女児にピアノを教えてもらっているうち、軽やかに曲を弾き始めたヘミングウェイ。その曲を聞いた新聞記者の詠美(白石麻衣)は、かつてその曲が流れている中で自殺した母親のことがフラッシュバックし、涙があふれる。ヘミングウェイは母のことを言い当て、「なぜだか分かるんだ。詠美の心が」と言い、そっと涙をぬぐった。
前回のバックハグシーンに続き、斎藤と白石の美しいシーンとなったが、ヘミングウェイの謎は深まるばかりだ。ヘミングウェイが弾いた曲の名称は「逃れられぬ運命」。これも何らかの意味を持っているのか、気になるところだ。