白洲信哉が武士の始まりとされる“源氏”の守護神に注目する<氏神さま~私たちの身近な祈り~>
三重テレビ放送(MTV)で毎月第4土曜日夜9:00から放送される、「氏神さま~私たちの身近な祈り~」。第5話の8月28日(土)は文筆家の白洲信哉を迎え、「武家の守護神 源氏」をテーマに考える。
「氏神さま」は、私たちが住んでいる地域を守っている神社であり、元々、血縁で結ばれた一族“氏族”の守り神だったが、時代を経るにつれて地域の守り神へと変遷してきた。番組では、氏神さまに焦点をあて、知っているようで知らない「日本の神・神社」を探っていく。
中世、武士が台頭し武士団を作り上げる中で、精神的な結びつきの象徴としての氏神「守護神」が特定されるようになり、武士の始まりとされる源氏の守護神としてまつられたのが、応神天皇の御神霊「八幡神」だった。案内役の白洲は、鎌倉幕府初代将軍・源頼朝が創建した鶴岡八幡宮を訪れ、源氏の守護神の成り立ちについて注目する。鎌倉の中心に八幡神を据えて、武士の町を作った頼朝の思いや願いを、神職の話や神社宝物殿に残る品々から考える。
また、鎌倉時代に源氏の強い願いが祈願されていた、相模国一之宮・寒川神社も訪れ、相模国の信仰についても目を向ける。