神尾楓珠が“顔だけは良い”ポンコツ教師役で主演 10月より新ドラマ「顔だけ先生」の放送が決定
後藤勝利プロデューサー コメント
“心のアンカーを打つ”。今回のドラマを制作するに際して、取材させていただいた中で、とても印象に残っている言葉です。変化する社会情勢、周囲の意見、経済的事情など、さまざまな荒波に翻弄され、自分という船を見失わないために、“心のアンカー”を打ち、幸せを感じる場所を忘れないようにするという意味だそうです。
遠藤は、教師らしいことは一切しない、ややもすると非常識で自己中な人間ですが、彼自身は明確なアンカーを持っていて、アンカーが定まらず悩んでいる人には、そっと寄り添えるヒーローです。今という時代だからこそ、実は、大人がそういうヒーローを欲しているんじゃないかな?と思い、このドラマを企画させていただきました。
そんな“顔だけ”は良いと誰もが認めるルックスを持ち、それでいて悩める生徒にかける言葉に、説得力を持たせられる存在感のある役者さん…と考えた時に、神尾楓珠さん以外に遠藤一誠は考えられませんでした。
事実、本作が2作目のコラボになる原桂之介監督と会話しているのを見ていても、22歳の神尾さんの方が大人に見える瞬間がままあるので(笑)。その人間性を生かして、劇中の生徒だけでなく、悩める多くの視聴者の方々に、希望を感じていただけるような遠藤を演じていただけると信じております。
また、今を生きる女性の悲哀の代弁者でもあり、遠藤に振り回される学年主任・亀高千里役には、貫地谷しほりさんにご出演いただけることになりました。「おまえのドラマのキャスティング案、毎回、貫地谷しほりって書いてないか?」と社内で言われ続けて早数年…。個人的には、ようやく念願かなった次第です。
撮影7日目の朝にこれを書いているのですが、既に幾度も、我々の想像を超える奇想天外な遠藤を神尾さんが演じてくれています。さらにすごいのは、貫地谷さん。それを全部受け止めちゃうんです! 突然飛んでくる神尾さんのアドリブも、亀高として、キチンと受け止めてくれるんです!!
既にコンビネーション抜群の2人のお芝居は、物語の展開を知っている私が見ていても、永遠に見ていられるくらい、愛らしくて面白いので、視聴者の方々にも楽しんでいただけることを確信しております。
笑って、ツッコんで、最後少し考えさせられる、そんなドラマです。今という時代に生きづらさを感じてらっしゃる方にとって、このドラマが、新たな視点の発見へとつながる、蟻の一穴になって欲しい! そう願いながらスタッフ、キャスト一丸となって作っております。ご期待ください!