――世界と戦う、というワードが出ましたが、Tom-H@ckさんのユニットMYTH & ROIDは海外でも活動をされています。日本のサブカル・エンタメは海外でどのように受け止められていますか?
海外に行ってライブをする、という流れはここ5年くらいの話だと思いますが、反響がすごいです。イントロの1音が流れただけで、みんな「うぉー!!」って熱狂するんですよ。MYTH & ROIDで主題歌を担当させていただいた、“リゼロ”はもう世界的コンテンツだと思います。
――海外でのアニソンの人気も高まってきているのでしょうか。
実際に現地に入ってみるととんでもないですね。1日10万人3日で30万人くらい、コスプレイヤーが行き来するような日本のコミケのようなイベントが各所にあります。そういう場所でライブをすると3000人くらいパッと集まるんです。そして、みんな日本のアニメの楽曲を知っているわけです。でもこれは全人口で言うと一部であり、サブカルチャーであることは間違いないんですが、パイが日本より大きいからすごい反響に感じますね。サブカルチャーがそれぞれの国にあって、それをかき集めたら日本よりも母数は多いですね。
――音楽で海外と戦うことを考えているんですね。今後、日本の音楽のヒットはどのようになっていくと思いますか?
ヒットの二極化が進むと予想しています。一つは、日本国内でヒットする音楽の形式。もう一つは、SKY-HIさんの主催オーディションで結成された「BE:FIRST」のような、海外を意識した音楽パフォーマンスですね。おそらく、SKY-HIさんもK-POPを見て、「なんで日本でこれができないのか」と考えたんだと思います。そういった、海外に目を向けたアーティストもさらに増えていくと思いますし、増えていってほしいですね。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)