「全部が敵だと思っていた」“暗黒期”の中村倫也を救ったムロツヨシの強烈な一言<初耳学>

2021/08/29 22:33 配信

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「日曜日の初耳学」に中村倫也が登場(C)MBS

連続テレビ小説「半分、青い。」(2018年、NHK総合ほか)やドラマ「この恋あたためますか」(2020年、TBS系)などで話題を集めた俳優の中村倫也が、8月29日放送の「日曜日の初耳学」(MBS/TBS系)に出演。林修のインタビューに答え、これまでの俳優人生を振り返った。

“スーパー嫌なヤツ”だった暗黒期


16歳で所属事務所の養成所に入所し、18歳で俳優としての活動をスタートさせた中村。デビュー1年目、二つ目のオーディションに合格し、映画「七人の弔」(2005年)に出演するなど、滑り出しは順調だった。

だが、すぐに仕事が激減。19歳から25歳まで仕事が年間わずか数本という“暗黒期”に苦しんだ。「生意気だったんですよ。『自己PRって必要? 役者に』って思いながらオーディションに行っていた。ものすごく世界の中心が自分でしたね」と当時の自身を振り返った。

「10代のころはその生意気な感じが『かわいいな』だったんですけど、20歳過ぎてそれをやっていたら、全然仕事をもらえなかった」と自己分析。「一言で言うと“スーパー嫌なやつ”でしたね。“飲み会クラッシャー”。(周り)全部が敵だと思っていました」と語った。

そんな“暗黒期”で苦しんでいた25歳のとき、酒の席で先輩俳優のムロツヨシに掛けられた言葉が、中村の俳優人生を大きく変えた。

「いつものように僕がグチグチ言っていたら、ムロさんがお酒を置いて『じゃあお前、何ができるんだ』ってスパンッと言われたんです。たぶん、ちょっと前だったらまたグチグチ言いつつ『俺はこうやりたいです』『こうなりたいです』って言えたんですけど、もうそれが返せないくらい腐っていた自分に気付いたんです。何も言い返せなくて」。

ムロの言葉をきっかけに、自分を省みた中村は、「仕事は好きでやりたい。それだったらグチグチ言っているんじゃなくて頑張らなきゃな、って」とゼロからの再スタートを誓った。

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