清原果耶がヒロインを務める連続テレビ小説「おかえりモネ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。8月27日放送の75話では、これまでひとりで耐えてきた亮(永瀬廉)が百音(清原)に初めて弱音を吐く場面が描かれた。急いで大人にならざるを得なかった亮の悲しみがあらわになる展開に、視聴者からも共感の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)
第15週「百音と未知」(71~75話/8月23日[月]~27日[金])では、亮が突然東京にやってきた。
その数日前には気仙沼で、行方不明のままの母・美波(坂井真紀)の死亡届を出すか大人たちの間で話し合いがもたれ、その場にいた亮自身も心中穏やかでいられるはずはない。
百音と話がしたかった亮だが、ちょうど百音と菅波(坂口健太郎)の初デート直前というタイミング。亮は、自分の抱えている重たいものを百音に打ち明けないまま、船に戻るといって去っていった。
そして75話、百音とその周囲は、亮が船に戻っていない、と大騒ぎに。亮は警察から連絡を受け、気仙沼で父・新次(浅野忠信)が暴れたことを知ったという。
震災から5年、支え続けてやっと治療も受け、1度だけだが船にも乗り、前に進み始めた新次がまた酒に飲まれてしまったと知り、何もかもが嫌になってしまった亮の気持ちが、周りの状況から浮かび上がってくる。
百音が電話をかけると、亮が出た。「今どこにいるの?今港にいる?」と尋ねた百音に亮は「モネさぁ、どう思う? 俺、もう全部やめてもいいかな」「俺もう全部やめてえわ」と弱音を吐き、悲しそうに微笑んで「ごめん、俺やっぱ、モネしか言える相手いない」と初めて本音も口にした。