幸いぼる塾にはコミュニケーションの鬼がいます。そうです。田辺さんです。
また私と田辺さんのコンビ時代の話なのですが、ガンバレルーヤのよしこちゃんとまひるちゃんと、4人で食事に行ったことがありました。
田辺「ここ全部美味しいわよ!しかもごはん大盛り無料!」
田辺さんおススメのその定食屋は私も来たことがあり、美味しくてボリューム満点のお店でした。
田辺「私はもちろん、ごはん大盛りにするわよ」
よしこ「あら、じゃあ私も大盛りにするわよ」
まひる「あら、ならば私も大盛りにするわよ」
ガンバレルーヤの二人は一緒にいる時、よく田辺さんの口調が移っていました。
酒寄「ここのごはん、普通盛りでも量多いよ。大盛りにすると運動部の男子学生が喜ぶ感じのかなりの盛りだよ」
よしこ「それだとまーちゃん食べきれないね。普通盛りにしなよ」
まひる「私今すごくお腹すいてるから食べきれる」
よしこ「私も大盛りにするから手伝えないよ!」
まひる「大丈夫!一人で食べられる!」
よしこ「私まーちゃんが残すこと考えて普通盛りにしようかな…」
まひる「よっちゃんも大盛りにして!私は一人で食べられるから!」
心配するよしこちゃんを押し切って、まひるちゃんはごはん大盛りで注文しました。私以外の3人がごはん大盛りで定食を注文したので、注文の品が届いたテーブルだけ見るとラグビー部のテーブルみたいでした。
まひる「もう食べられない」
まひるちゃんも頑張ったのですが、想像以上のご飯の量にギブアップをしました。
よしこ「もーだから言ったのに!」
よしこちゃんが自分のごはん大盛りにプラスしてまひるちゃんが残した結構な量のごはんも引き受けることになりました。私はごはんを普通盛りにしていたので頑張ればまだ入りそうでした。
酒寄「手伝おうか?」
よしこ「大丈夫よ!私食べられるから!」
そうは言っても、白米を食べるよしこちゃんは苦しそうに見えました。私は見守ることしかできませんでした。
その時、ずっと沈黙を守って自分の食事に集中していた田辺さんがついに口を開きました。(すみません。食べてるんだから口はずっと開いてますね)
田辺「よしこちゃん、私のおかず分けてあげようか?」
私は、田辺さんはこれ以上よしこちゃんに大食いさせる気なのかと思いました。しかし、よしこちゃんは、
よしこ「ありがとう!助かる!!」
と言って田辺さんから肉を分けてもらっていました。私のごはんを食べるのを手伝うではなく、田辺さんのおかずを分けてあげるが正解の一言だったのです。田辺さんに後でこの時のことを聞いたら、
田辺「いや、私がよしこちゃんだったら米の量っていうよりは米ばっかり食べるのきついだろうなー。おかずもっと欲しいよなーって思ったの」
田辺さんは瞬時に相手の立場になって物事を考えて動ける人なのです。なので、はるちゃんの相談の解決方法はズバリ、田辺さんと常に一緒に行動するというのはどうでしょう。
きっと田辺さんがはるちゃんの代わりにコミュニケーション能力を発揮してくれるはずです!
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