人気アプリコミック「ReLIFE リライフ」の実写映画化で主演を務めた中川大志。今作は27歳、無職の海崎新太が、とある研究“リライフ”の被験者となり、もう1度17歳として高校生活をやり直していく物語。17歳と27歳の役を演じると最初に聞いたときは「とにかく驚いた」という中川にインタビューした。
――映画出演の話を聞いたときの感想を教えてください
まさか、今この歳で27歳の役を演じるとは思わなかったので。チャレンジでありますが、その分、楽しみの気持ちが強かった。27歳の人に演じさせることもできたし、ちょうど中間のどちらの年齢もできそうな人にやらせることもできたと思うんです。それを18歳の僕に演じさせたこともチャレンジだと思うんですけど、任せてもらえたことはすごくうれしかったです。1本の映画で、17歳も27歳も演じられる、そんなぜいたくなことはないなと思って、ワクワクしました。
――27歳のときは、ヒゲなどで作ったそうですが、変わりゆく自分を見ていていかがでしたか?
割と自分からも意見を言って、メークさんと試行錯誤しながら27歳を作っていきました。17歳と27歳の見た目って、一番難しい変化なんですよね。これがおじいちゃん役なら髪の色やがっつり特殊メークになると思うんですが、高校生と27歳だと、そこまで明確な変化がないんですよね。それこそ、18歳の僕と共演の(27歳の)千葉雄大くんの違いみたいなものですから、大きな差があるわけではない。まあ、千葉くんは特別なタイプだと思いますけど(笑)。でも、同じ役者が17歳も27歳も演じるので、変化があった方が面白い。ですので、ヒゲ以外はどこが変わっているか分からないぐらいの割と小さなことの積み重ねで変化をつけました。完成したのを見たときは行けるなと思いました。
――中川さんから出されたアイデアは?
10個上の世代の方の観察をしました。見た目だけでなく、いろんな部分を。海崎のキャラクターから考えて、どういう歳の取り方をしたのかを想像しました。例えば、パーマを掛けたことはあるか?とか。それで髪の毛質が変わってくると思うので。劇中でお酒を飲み、タバコを吸うシーンもあるので、そういう生活も肌に出ているだろうと想像しました。その作業はとても楽しかったです。
――リライフ研究所の職員の夜明を演じる千葉さんとはプライベートでも仲良しと聞きました。
10歳離れているので、音楽とか、子供のころに見ていた漫画とかの世代の違いは多少違います。10個上の人を観察したと言いましたが、その中に千葉さんも入ってまして。僕が生きていない分を演じないと行けないので、27歳の人にとって10年前の高校生活ってどんな感覚なんだろうかと。そこも千葉くんを含む、いろんな人に話を聞きました。撮影していた当時はまだ現役高校生だったので、染み込んでいる今の高校生活を一回取っ払い、一度27歳に行って、高校生に戻ってくるという気持ちで役作りしました。
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