――ここからは、デビューしてからの活動を振り返っていこうと思います。最初に出演したドラマは「名古屋行き最終列車2019」。
はい。愛知県出身なので、地元を舞台にしたドラマに出られてすごくうれしかったです。初めての撮影ですごく緊張していて、出番の直前までロケバスの中で台本を繰り返し読んでいました。現場はすごく寒くて、体中にカイロを貼って頑張りました(笑)。
――放送されたドラマを観て、自分の演技はどうでしたか?
それまで演技をやったことがなかったので、申し訳ないくらい出来ていなくて、悔しい気持ちになりました。もっと頑張ろう!って。
――その後、連続ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(2019年)に“長浜むぎ”役で出演。
連ドラに出られることがすごくうれしかったんですけど、同時に、「自分がこの作品に出られるの!?」って不思議な気持ちにもなりました。私が演じた“長浜むぎ”は真面目な女の子で、私自身は静かなほうですが、また違うタイプなので、クラスにいた真面目な子を思い出して、演じる時の参考にさせてもらいました。メインで出るようなシーンはなかったんですけど、共演者の方の演技を見て、たくさん学べた撮影でした。
――周りの反響も大きかったんじゃないですか?
はい、学校の友達が、SNSに「同級生の宮部がドラマに出ている!」って投稿してくれて(笑)。
――去年の夏は「真夏の少年〜19452020」に“岩城孝子”役で出演されましたね。
私、普段学校ではみんなで集まってワイワイするタイプじゃないんです。でも、演じた役は女子高生らしい女子高生というか、流行りのタピオカを飲んだり、オシャレしたり、3人の仲良しグループがあったんですけど、うるさいぐらい騒いでいるキャラだったので、撮影中はテンション高めで頑張りました(笑)。ドラマを観た友達に「いつもと違うメイクしていたね」とか「のぞみだと気づかなかったよ」って言われましたね。そういう感想を聞いて、“ちゃんと役になりきれていたのかな”ってうれしかったです。
――学園ものの学生役が続きましたが、今後やってみたい役は?
家族の話がメインの作品に出てみたいです。私は、妹と弟がいる3人姉弟の長女なので、(反対に)末っ子の役とかをやってみたいなって。
――女優業のほかに、モデルとして「TGC北九州2019」(2019年)など多くコレクションに出演されていますね。
蛯原友里さんが芸能界に憧れたきっかけだったので、モデルのお仕事にすごく興味があって、出演できてうれしかったです。最初に出たのが中学3年生の1月(TGC静岡2019)だったんですけど、その時はステージ裏で気持ち悪くなるくらい緊張しました(笑)。でも、その後もいろんなコレクションに出演させていただいて、ランウェイで観てくださる方に手を振ったり、自分も楽しめるようになってきたので、“楽しいなぁ!”って思えるようになりました。
――ファッションにも以前から興味があったんですか?
はい、小学生の頃から、小学生向けの雑誌を読んでいました。ファッション誌の専属モデルになるというのも、お仕事での目標の一つです。事務所の先輩のトラウデン直美さんが「CanCam」の専属モデルをされていて、コレクションでお会いした時もステージ裏ですごく優しくしてくださり、尊敬しています。私も専属モデルになれるように頑張りたいなって思っています。
――他に、今目標にしているモデル、女優の方はいますか?
女優としてもモデルとしてもですけど、小松菜奈さんです。ミステリアスな雰囲気が気になっちゃいますし、憧れますね。出演されている作品だと映画「溺れるナイフ」が好きです。
――宮部さん自身のファッションの好みに変化はありましたか?
そうですね。小学生の頃はフリフリのスカートだったり、大きなリボンを付けたりして、派手な服が好きで、中学生の時も柄物とかを好んで着ていたんですけど、高校3年生の今は上品さのある大人っぽく見える服が好きです。
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