東京オリンピックのレスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級で銀メダルを獲得した文田健一郎選手が、9月5日放送の「林先生の初耳学」(MBS/TBS系)に出演。林修と1対1で対峙する企画「インタビュアー林修」の中で、悔し涙を流した決勝戦について初めて振り返った。
「銀メダルを否定したくない」
レスリングは日本のお家芸とも言われ、男子は1952年のヘルシンキ五輪から17大会連続でメダルを獲得している(不参加のモスクワ五輪を除く)。文田選手は世界選手権を二度制覇しており、今五輪の金メダル最有力候補と言われていたが、8月2日に行われた決勝戦でルイスアルベルト・オルタサンチェス選手(キューバ)に1-5で敗れ、銀メダルとなった。
試合終了直後から涙が止まらなかった文田選手。試合後のインタビューでも「ふがいない結果に終わってしまって、本当に申し訳ないです」と悔しさをにじませた。そんな文田選手に「小学生のころからレスリングがオリンピックの中で一番好き」という林先生がラブコール。“最も話を聞きたい人物”として文田選手を訪ねた。
「まずは、銀メダルおめでとうございます」と口火を切った林先生。熱戦から少したった現在(インタビュー時)の心境を尋ねると、文田選手は「最初は本当に悔しいっていう感情だけでしたし、試合直後は今までやってきたことを否定したくもなったんですけど、今は少し落ち着いて、銀メダルという結果を受け止めながら少しずつ次に向けて進む段階かなって思い始めてます。いろんな人からおめでとうと言っていただいて、そういう人が喜んでくれる銀メダルを否定したくないです」と明るい表情で答えた。
決勝戦では、ルイス選手相手に「ファーストコンタクトで“絶対投げられないな”と思った。6分間戦うのは覚悟しましたね」と、最初から手ごわさを感じたという。運命の試合を「(ルイス選手の)腕を取る能力がすごく強くて、終始コントロールされました」と振り返った。
毎週日曜夜10:00-10:54
MBS/TBS系で放送
公式サイト:https://www.mbs.jp/mimi/
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCY6UMp-CCaztcG-Ui5OVXXA
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