MV撮影では“罪悪感”を抱く場面も?
“快感を感じる少年の姿”を表現したという同曲のMVでは「物を蹴ったり、人にフライドポテトを投げたり、トラックに忍び込んで隠れたり…」したことについて「とても面白かったんですが、こんなことをしてもいいのかなという気持ちも…(笑)」と罪悪感を抱いたことを明かしていた。
リパッケージにあたり追加されたファンソング「MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)」については、「最もTOMORROW X TOGETHERらしい曲にしようと思って。ユニークで、ある意味子どもっぽいと思うかもしれませんが、それが僕たちの長所。きっとMOA(ファンの呼称)も愛してくれるのではと思って率直な気持ちを込めました」とコメント。
アルバムタイトルにちなんで、ストレスフルな状況やプレッシャーに直面したときに「戦うか、逃げるか」と質問されたスビンは、「僕も、繰り返される日常に窮屈さを感じることもありますが…」と告白しつつ、「僕はそんな状況の中で、自分なりの新しい趣味を作るとか、そういうことをしながら自分なりに“FIGHT”をしているような気がします」と、共感性の高い回答を。
TOMORROW X TOGETHERが世界中から高い人気を得られた理由については「多くの方々が僕たちの音楽に共感できると言ってくれます」と分析。「真心のこもった物語、共感してもらえる音楽が本当に大事。今の僕たちの状況や感情を音楽で表現し、同年代の皆さんの心を代弁できるアーティストになりたいです」と今後の目標について語った。
◆取材・文=坂戸希和美