吉田羊、奥平大兼がアフラック新CMで再び“親子”に!「何か他人の気がしないんです、大ちゃんは」
吉田羊&奥平大兼、久々の再会で「なんか精悍になったね」
2020年のドラマ「恋する母たち」(TBS)以来、親子役で2度目の共演となった吉田と奥平。撮影前、「おはようございます。お久しぶりです」と爽やかに挨拶した奥平に対して、吉田は親しみのこもった笑顔で「なんか精悍になったね」と応じるなど、久々の再会を喜び合っていた。
以前は、役の設定上、髪の毛が長く、前髪が目元まであったという奥平だが、今回はさっぱりとした短髪になっていて、「そんな目をしていたんだ」と嬉しそうに声を掛けていた吉田。和気あいあいとした雰囲気の中、撮影は順調にスタートした。
当日は介護の資格を持つ専門家に指導を仰ぎながら、実際の介護で遭遇するいくつかのシーンの撮影も行われた。ベッドから同居する父を抱きかかえて、起こすシーンでは、撮影後「人を一人抱えるだけでも最低50~60キロの体重を持ち上げることになる。普段体を鍛えている人でも相当な力仕事だと思いました」と振り返った吉田。一方、奥平は玄関のスロープを使って、車椅子で祖父を移動させるシーンに臨み、何度か坂道を往復することとなった。
スロープがついているとはいえ、慣れない車椅子の移動に最初は苦労していた奥平。それでも共演した祖父役のキャストから「結構、移動するのも大変だよね」と励まされながら、前向きに撮影に臨んでいた。
吉田羊、微妙な心の移り変わりをリアルに表現!
3ヶ月前、義父が脳梗塞で倒れ、介護状態になったという設定のもと、いきなり介護生活が始まった厚子役を演じる吉田。撮影では、心の準備が何もできていない状態で介護に臨む不安や葛藤など、微妙な心の移り変わりをリアルに表現することが求められた。
演出上、セリフがないシーンが多く、表情や仕草だけで心の動きを表現する難しいお芝居が続いたが、吉田はいずれのカットも抜群の演技力と豊かな表現力でしっかりと演じきっていた。
奥平大兼、自身もおばあちゃん子で「役に入り込みやすかった」
小さい頃から祖父に可愛がられていた、おじいちゃん子の真司を演じる奥平。実はご自身もおばあちゃん子で、「役に入り込みやすかったです」と語るなど、撮影中も落ち着いた立ち居振る舞いが印象的で、祖父と孫のシーンも終始自然体で演じていた。
車椅子を押す奥平と吉田が並んで坂道を登るシーンでは、撮影が進むにつれて、夕陽が徐々に沈んでいくと、遠くに見える富士山が青っぽくなり、まるで水墨画のような美しい風景が出現。
これには吉田も奥平もすっかり感動の面持ちを浮かべ、2人でしばらく見入っていると、続く本番では気持ちが自然と高まったせいか、それまでにも増して素晴らしいお芝居を披露していた。
TCエンタテインメント