9人の映画監督が“変化”をテーマに描く短編オムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season1 』。4シーズンに分けて公開されるこのプロジェクトには、漫画家、ミュージシャンなど総勢36名が参加する。
吉田美月喜が主演したのは、枝優花監督の『Petto』。
高校2年生の春乃(吉田)は親の希望通り国立大学進学を目指しているが、本当はトリマーになりたい。 しかし、ずるずると本音を打ち明けられずにいた。そんな春乃のもう一つの悩みは、幼馴染・めっちゃん(横田真悠)がパパ活しているという噂だった――という気になるあらすじ。吉田美月喜に作品の魅力について話を聞いた。
――『Petto』の台本を読んだ時の印象を教えてください。
春乃が悩んでる様子が描かれていたり、誰もが想像つかない展開になっていたので、初めて読んだ時は、この作品をどう伝えて、衝撃的なシーンをどう映すんだろう?という興味がありました。
――春乃のキャラクターについてはなにを感じましたか?
春乃自身が私に似てる部分が結構あるんです。ぼんやりしてるところとか、普段の私みたいで(笑)。自分の好きなことに関して、どう向き合っていけばいいのか、なにをすればいいのかが曖昧だったりするのも似ていて、結構私自身のままで演じています。
――特に春乃とはどんな部分が似ているんですか?
どうしたら演技がうまくなるんだろう、とかお芝居のことについて悩むことがあって。正解がない手探り状態なことについて悩んだりしている部分は重なるなと思いました。
――枝優花監督とはどんな話をしましたか?
この作品ではあり得ないことがたくさん起きるけど、どういう意味なんだろう?と考えずに、目の前で起きていることを感じればいいよとおっしゃっていただいて。その言葉を聞いたときに肩の荷が降りたというか、力が抜けてリラックスできました。出来事に対してシンプルにリアクションすればいいんだと思えて、ありのままで演じることができました。視聴者に一番近いと思います。
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