佐久間P「いたずら好きの二人に引っかき回されました」
――「にじやフェス」や海など夏らしいシーンも多かったと思いますが、撮影の裏話があれば教えてください。
佐久間晃嗣プロデューサー(以下、佐久間P):海でのロケ最終日が、すごく暑い日だったんです。撮影が終わった後は、重岡さんや子どもたちが海に飛び込んで一緒に遊んでいて、夏の終わりをしっかりと満喫されていました。
重岡さんはいたずら好きなので、マネージャーさんを追っかけ回して海に落とそうとしたり、その横で木村さんも僕に「入りますよね?」みたいな目で見てきて…。いたずら好きの二人に引っかき回されて、大量のスタッフが海に突入していました(笑)。楽しく撮影できたと思います。
岩崎愛奈プロデューサー(以下、岩崎P):お祭りの日もすごく暑い日だったのですが、昼休憩が終わるころに重岡さんと太賀さんが大量にアイスを持って「差し入れです!」と言って現場に戻ってきたんです。みんなでアイスを食べていたら、なんだかすごく夏を満喫した感じがしました。
そして大量のアイスを買ってきてくれた二人の“男気”というか、俊平と蒼ちゃんみたいな二人が本当にすてきで。スタッフもみんな喜んでいて、とてもいい思い出になりました。
――今作では「食事シーン」も魅力の一つだと思いますが、料理の監修をされているきじまりゅうたさんとはどのように話し合って料理を決めているんでしょうか?
岩崎P:きじまさんとは打ち合わせをさせていただきながらレシピを考えています。きじまさんにも台本を読んでもらって「こういう料理を作りたい」とお伝えすると、きじまさんが「この料理は誰が作っている」「どういうシチュエーションで作っている」っていうのを読み取って、そこからレシピを考えてくださるんです。
なので「蒼ちゃんが作っているならこうだよね」とか「きっとこういう切り方になるし、こういう味付けになるよね」とか提案をしてくださって、本当にリアルにキャラクターが反映されているんですよね。
しかも料理は働いているお母さんやお父さん、お好み焼き屋の主人が作るという設定なので、難しくなり過ぎず、でも絶対においしいレシピっていうリアルな線で作ってくださるんです。ドラマの中だけの特別な料理じゃなくて、みんなもまねしやすい、身近で生活に寄り添っているレシピを考えてくださるなと思います。