「つたわれ~♪」佐久間一行20周年DVD発売 & Twitter漫画が書籍化!

2017/03/30 17:00 配信

芸能一般 インタビュー

「“ザ・芸人”みたいなドロっとした感じが好きじゃないんです」


「R-1ぐらんぷり」優勝を機に、自らの活動に自身が持てるようになったという佐久間一行。「あと、毎年夏の単独ライブにお客さんがたくさん来てくれることも自信につながってますね」


――これまでの20年を振り返ってみて、佐久間さんにとっての転機は?

「一番大きいのは、やっぱり『R-1ぐらんぷり』(※2011年大会で優勝)ですね。自分がやってることに『これでいいのかな』と思ってしまう時期もあったんですけど、『R-1』で優勝したことで、『これでいいんだ』と思えるようになりました」

――「R-1」優勝以降で、ネタの作風は変わりましたか?

「去年の『一番楽しいところ』とか『何をやっているのかわからないが演出ですごいと思うしかないSHOW』みたいな感じのネタは、昔だったら『これ、やんない方がいいかな』って思ったりしてたんですけど、今は『これ、やっちゃおうか』ってグンと押せるようにはなりましたね、自分の中で」

――では、この20年での自分自身の変化は?

「無我夢中でやってて、自分では変わったとか分かんないんですよね。20周年っていうのも、自分ではあんまり実感なくて。周りも20年もやってるって誰も思わないかもしれないですね。『R-1』で優勝したのが15年目だったんですけど、そのころ、(間)寛平さんがルミネで僕のネタを見て『晴れてるなぁ』って言ってくれたんですよ。ネタを見た感想が、『面白い』とかじゃなくて『晴れてる』って。それがすごくうれしくて。(桂)文枝師匠も、『15年やってると、もっとくすんでるはずなのに、それが全くない。垢がない』って言ってくれたんですよ。ありがたかったですね」

――「垢がない」のは、なぜだと思います?

「分からないです。でも、“ザ・芸人”みたいなドロっとした感じが好きじゃないから、自然とそういう方向には行かないっていうのはあるかもしれない。でも、1年目、2年目のころは、『芸人だからこうしなきゃいけないのかな』とか思って、いろんなことやりましたけど。コンパにも行かなきゃいけないのかなと思って行ったんですけど、カラオケで『イェーイ!』ってノリをやんなきゃいけなかったりして、客観視するとすっごい恥ずかしくなってきて。『イェーイ』って言ってる自分がイヤになってきて、こういうのは合わないなと思ったんですよね。そういうこともあったな~」

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