――Twitterで連載されていた漫画「ふでばこ君」が書籍化されますが、こちらを描き始めたいきさつは?
「Twitterで何か面白いことできないかなと思ったとき、ちょうど目の前に筆箱があったんですよ。それをなんとなく描いてキャラクターにして、4コマ漫画くらいの感じでアップしていったら面白いかなって思って。で、4コマ目を更新したあたりから、皆さんが反応してくれたから、ノッてきちゃってストーリーを考え始めて。10コマ目くらいになると、芸人さんたちも見て盛り上がってくれて、そこでまたスイッチが入って、結果441話まで行きました。まさかそんな壮大になるとは! Twitterは反応がすぐ返ってくるじゃないですか。『次が楽しみ』って言われると、うれしくなっちゃうんですよね」
――物語のテーマは?
「ずっとノートでネタを書いてたんですけど、最近はパソコンで書くようになって。後輩とかに『佐久間さんは手書きでいてほしい』とか『パソコン使ってるところは見たくない』とか、いろいろ言われてた時期で、そういう狭間に自分がいたんですね。それで“文房具”と“パソコン”、その狭間の物語を描こうと思ったんです」
――佐久間さんは、今後、手書きとパソコン、どっちでいこうと?
「まさにこの本の中で言ってることなんですけど、手書きのいいところと、パソコンのいいところ、どっちも共存してるのが一番いいのかなと思いますね」
――ともあれ、Twitterから一冊の本が生まれるって素敵なことですよね。
「めちゃめちゃうれしいですね~。DVDもそうですけど、形になるのが好きなので。今回、本にしようと思ったのは、ピースの又吉(直樹)が僕のTwitterを見て、『これは面白い。本にしたらいい』って言ってくれたのがきっかけなんですよ」
――では最後に、本の見どころを。
「ほぼほぼ全部描き直して、分かりづらいシーンは補足もしてあるので、Twitterで一度見たことがある方も、きっとまた楽しんでもらえると思います。800ページで重さ1kgで、辞書みたいな感じなんですけど、オブジェとしてもなかなかいい感じだと思うんで、ぜひぜひ、一冊お家に! つたわれ~♪」
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