10月29日(金)から2週連続で、日本テレビ系「金曜ロードショー」(夜9:00ー10:54)で京都アニメーション制作の“泣けるアニメ”「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が放送。第1夜は石立太一監督監修で再構成した「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」テレビシリーズ、第2夜の11月5日(金)は劇場アニメーションである「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝-永遠と自動手記人形-」を本編ノーカットで地上波初放送する。
放送に先立ち、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズの“大ファン”である東野幸治のコメントが公開された。
東野幸治「収録を自分で勝手に巻いて、映画館走って行きました」
――本作を見たきっかけは?
東野:ハライチの岩井(勇気)君が「このアニメには全て詰まっている」と言っていたというのを千鳥のノブくんに聞きまして。コロナ禍もあり、家で見だしたのがきっかけで、どハマりしました。見た後は、自分もいろんな方に薦めました。共演者とか、スタッフとか、SNSでもとにかく薦めましたね。
――同作の魅力を教えてください
東野:絵がキレイというのはもちろん、ストーリーもとても素晴らしいんです。主人公のヴァイオレットちゃんは、戦争の道具として育てられ戦場で活躍するんですが、「愛することを知らない」という設定から始まっています。
両腕を失い、義手になったヴァイオレットちゃんが戦争後に始めた仕事が、依頼主のために手紙を書いて相手に送り届けるという“代筆業”でした。依頼主の親子であったり家族であったり友達であったり恋人であったりに思いを届けるために、その思いを言葉にして手紙を書いていくうちに、だんだんと「愛とは何か」ということが分かってくるんです。
そして、愛というものが分かったからこそ、戦争でたくさんの人の命を奪ってしまった自分に落ち込むこともあり、そしてそこから立ち直り、一歩一歩歩んでいくという姿がけなげでとてもいいんです!
――特に好きなシーンはどのシーンですか?
東野:たくさんあるんですけれど、やはり「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」好きな方は全員が言うと思います。第10話! この10話がとても素晴らしくて…。
幼い子を持つある女性がヴァイオレットちゃんに手紙の代筆を依頼する。その女性が何のために手紙の代筆の依頼をしたのか、後半で全てが分かるのですが…僕の頬に涙が止まらなかったです。
「ああ、また東野うそついて!」とお思いでしょう? 見てください! 見てるあなたは号泣で画面が見えないのかも分かりません。どうか、僕を信じて2時間たっぷりと「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を堪能してください!
同作に関するエピソードがあれば教えてください
東野:「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、今回放送されるテレビシリーズと「外伝」の後に「劇場版」も作られましたが、もちろんそれも見に行きました。何だったら「行列(ができる法律相談所 ※当時)」の番組の収録を自分で勝手に巻いて、映画館走って行きましたから!
その時のゲストの方、申し訳ございません。なぜなら、ヴァイオレットちゃんが映画館で僕を待ってたから。とにかく、今回多くの人たちにこの作品に触れてもらえたらうれしいです。