コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い昨今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、Instagramやブログで漫画やイラストを発信しているMichikaさんをご紹介する。Michikaさんが描く漫画は、自身やフォロワーが体験した心霊現象や“人コワ”といったホラーをテーマにした作品から、育児や夫婦のエピソードを描いたコミックエッセイなど多岐にわたる。実際の体験談だからこそ描けるリアルな感情表現が多くの読者の共感を呼び、Instagramのフォロワーは2.7万人(10月1日時点)を超えた。この記事では、Michikaさんにインタビューを行い、創作活動のこだわりについてを伺った。
読み始めると止まらなくなる、体験談をもとにしたリアルホラー
今回ピックアップするのは、Michikaさんが不定期で描いている怖い話シリーズ。自身の身に起きたゾッとするような体験談や、フォロワーから募った恐怖体験を、分かりやすくテンポのいいストーリー構成で漫画に落とし込んでいて、怖いながらも、読み始めるとつい止まらなくなる。「心霊写真って本当にあるんだ？」も、実際にMichikaさんが高校生の頃に体験したというエピソード。
1990年代はオカルトブームが全盛で、多くのホラー番組が特集されたり、学校ではこっくりさんをする人なども多かった。中でも、心霊写真は多くの人の関心を集めるコンテンツだったという。ある日、1学年下の弟の修学旅行の記念写真を見せてもらっていたときのこと。弟の思い出話を聞きながら、楽しそうな写真を眺めていると、何とも言えない違和感を感じ、一枚の写真に目が留まった。それは、ホテルの一室に大勢が集まった時に撮ったという、一見するととても楽しそうな写真。違和感の正体を探るべく、まじまじと見ていると、ある男の子の背後に不自然な手が映り込んでいるのを見付ける。本当に心霊写真なのかを弟と議論したが、結局、実際に後ろに人がいる可能性が高いという結論に。「本当の心霊写真かも！」という不謹慎な期待を抱いていただけに、少しがっかりしつつも、最後に何気なくその写真を眺めていた。すると、最初に感じた違和感の本当の正体に気が付いてしまい、背筋を凍らせる。MIchikaさんが見付けてしまったものとは…。
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