「最終的に彼を信じることができたらいいなと思います」
そんな杉村の人柄を彼はこう語る。
「まず素直な人だと思います。ニートで引きこもりの生活から一発逆転を狙って弁護士になっているので、素直で芯の強さがあって、一発逆転を狙うエネルギーもある。その経験から優しさがあり、他人のことを気遣える人物でもあると思います」
杉村や亀梨演じる鷹野和也が所属する師団坂法律事務所の刑事部門・ルーム1には、元刑事や元裁判官などクセ者ばかりが所属している。
「役柄としては杉村もクセ者ですが、一番はやっぱり鷹野かな? 杉村は、最初はもちろん反発もしますが、鷹野の言動を受け止めて少しずつ成長していけたらいいなと思っています。そして、鷹野の熱意や真実・事実を追い求める姿勢にシンパシーを感じ、最終的に彼を信じることができたらいいなと思います」
杉村と鷹野は、第1話からキャッチボールで距離を縮めた。
「キャラクター的に杉村はうまくキャッチボールできない人間では?とも思ったのですが、監督からある程度できていいよと言われたので、普通に行いました。(第1話で鷹野は杉村に強い球を投げたが)その球の強さに意味があると思ったら、面白いなと思いました。例えば、球の強さが鷹野の意志の強さだと捉えると、それだけ芯の強い人だと受け取ることができる。今後も所員とキャッチボールしていくのだとしたら、球速に意味がある可能性もあるのでは?と思いました」