――今泉監督の(映画)作品は今回で3度目の出演になりますが、今回は志田さんが主演。それが決まったときのお気持ちを教えてください。
今泉監督とは「パンとバスと2度目の恋」で初めてご一緒させていただいたのですが、その現場が本当に楽しくて、心からお芝居が好きだと思えました。その打ち上げの席で、今泉さんから「いつか志田さん主演で映画を撮りたいと思っています」と仰っていただいて、そこから今泉監督の作品で主演(を)することが私の目標の一つになっていました。なので、今回のお話をいただいたときは本当にうれしかったです。
――今泉監督の演出の印象は?
監督はいつも自由にお芝居をやらせてくださって、参加させていただくたびに毎回、お芝居が大好きになります。
――陽を演じるにあたり、難しかったところはどこですか?
役自体がすごく難しくて、最初は陽という女の子をどう演じたらいいのか分かりませんでした。普段、私は台本に書いていない深いところまで考えて役作りをします。)繊細な10代の女の子を演じるうえで、その繊細さをどうしたら伝えられるのだろうと思ったときに、頭で考えるのではなく、現場で感じたことを素直に演じることが大切だと気づき、それを意識して演じるようにしてきました。
――陽が料理をするシーンも出てきますが、志田さん自身、料理はしますか?
幼少期から母の隣でお手伝いをしていました。今もよく料理はします。特にこの作品の出演が決まってからは、役作りも含めて、家族に「今日から私が食事を作るね」と宣言し、毎日家族のためにご飯を作っていました。
餃子やハンバーグなど、定番料理をたくさん作りましたが、家族に好評だったのはお水を一切使わずに作るバターチキンカレーでした。今でも家族から「また作って」と言われます。
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