乃木坂46の中村麗乃が10月5日、東京・Bunkamuraシアターコクーンで行われたミュージカル「October Sky-遠い空の向こうに-」の初日前会見に、共演者の甲斐翔真、阿部顕嵐(7ORDER)、夢咲ねね、栗原英雄、朴ロ美、井澤巧麻、福崎那由他と共に出席した。
本作は、全米でベストセラーになった元NASAの技術者、ホーマー・H・ヒッカム・Jr.による感動の自伝小説「ロケットボーイズ」をミュージカル化。1999年にジェイク・ギレンホール主演で映画化され、アメリカで絶賛された2015年と2016年の二度のトライアウト公演を経て、日本で初上演が実現する。
海外翻訳ミュージカル初挑戦となる中村は、主人公・ホーマー(甲斐)のガールフレンド、ドロシーを演じる。初日を翌日に控えた今の気持ちを聞かれると、「本当に顔合わせから今日この日を迎えるまであっという間で、すごく濃い毎日を過ごさせていただきました。その中で学んだことを生かして、明日からお客さまに届けられるように精いっぱい頑張っていきたいと思います」と答えた。
普段の乃木坂46の活動との違いについては、「全然違いすぎて何から話したらいいのか分からないんですけど(笑)。普段は歌うときには必ず振り付けがあって、それをみんなで作ってパフォーマンスしています。でも、この作品は歌がせりふみたいな感じですけど、振り付けがないので、稽古のときに『思うようにやってください』って言われて、『はい』って答えたんですけど、心の中では『どうしよう? どうしよう?』となっちゃって、すごく衝撃的でした」と稽古が始まったころのことを振り返った。
しかし、「生のオーケストラでやらせていただくので、いつもと違っていて新鮮です!」と初日の幕が上がるが楽しみだと笑顔を見せた。
ミュージカル「October Sky -遠い空の向こうに-」は、10月6日(水)から24日(日)までBunkamuraシアターコクーンで、11月11日(木)から14日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。
※朴ロ美のロは正しくは「おうへんに路」
◆取材・文=田中隆信
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン