4月6日(木)に放送される「ビートたけしの私が嫉妬したスゴい人」(夜9:00-11:24フジテレビ系)は、梅沢富美男、GACKT、坂上忍、田中真弓、真琴つばさ、Mr.マリック、美輪明宏、吉田沙保里、和田アキ子ら一流有名人、自身が嫉妬した人を告白するバラエティー。
さまざまな分野で活躍する有名人たちが、世間で知られていない“スゴい”才能を持つ人や、有名人の意外な“スゴい”能力、悔しい思いをしたエピソードを語る。
番組収録後、MCを務めるビートたけしと進行の加藤綾子、ゲストの劇団ひとりに見どころや感想を聞いた。
――番組収録を終えて、印象に残った方は?
ビートたけし:真琴つばささん。宝塚歌劇団の関係者が見たらドキッとするんじゃないかな。
劇団ひとり:そうですね。ファンにとってもビックリ発言だと思います。僕はベテラン声優の田中真弓さんです。嫉妬する相手も、誰もが知っている方でした。本当にすごい方は、嫉妬心を表に出すことにためらいがないのかもしれません。気持ちいいくらいに腹を割って話してくれたのが印象的でした。
――今までに誰かを嫉妬したことはありますか?
たけし:“認める”っていうのはあるね。「オレたちひょうきん族」はさんまに頼りっぱなしで、さんまのアイデア力が受けたと思う。でも、それぞれ役割があるから、勝ち負けじゃないよね。
この前、B&Bの島田洋七には、昔一緒にライブした時に「ツービートに負けた」と実感したことが一回だけあるって言われたよ。年取ってからは正直に言えるけど、現役中は言いづらいよね。タレント同士は闘っているから、嫉妬した人を語るのは“片付いちゃった”か、リタイアしたか、どっちかだよね。
「あの時、私は負けた、嫉妬した」はあるけど、「今、誰かに嫉妬しています」は、言わないね。
ひとり:本音で喋ることは、自分の弱みをさらすことですからね。
たけし:俺は黒澤明監督に憧れたけど、「今の監督では?」と聞かれると難しいね。
――劇団ひとりさんが、ビートたけしさんに嫉妬することは?
ひとり:「オレたちひょうきん族」に嫉妬していますね。ギラギラした芸人たちが集まって、テレビもノリに乗っている時代ですから。憧れと嫉妬が入り混じった感情です。
――たけしさんが今の芸人を見て思うことはありますか?
たけし:数が多過ぎるし、お笑いとしての十分な時間を与えられていないと思うよ。われわれの漫才ブームの時、飛び抜けたのは6組くらいしかいない。他にもいたけど圧倒的な差が付いた6組だったし、俺らも自信があった。
その中で勝った負けたをやっていたね。ウケなかった次の日は、外を歩けないほど反響の強い番組があったけど、今は高い視聴率で話題になる番組がない。YouTubeみたいな、他に見るものもなかったし。時代がスターや流行を作るものだとしたら、今は飛び抜ける人が出にくいよ。
――マルチに活躍する劇団ひとりさんですが、嫉妬されることは?
ひとり:全くないですね。本も書いて、映画も撮っていますが、たけしさんが敷いてくれたレールにわれわれ後輩が続いているだけです。嫉妬されることは一流の証拠です。僕はまだまだ嫉妬されるには及ばないですよ。
――次回も番組をやるとしたら、誰に嫉妬話を聴きたいですか?
ひとり:トム・ハンクスとかハリウッドの名優に、嫉妬した俳優を聞きたいですね(笑)。
加藤綾子:海外の方が、置きにいかないで受け答えをするか見てみたいですね。
ひとり:「ミッキーマウスかな?」みたいにごまかされても嫌ですね(笑)。
ビートたけし:ジェームズ・ディーンとか、ロバート・デ・ニーロって言うかもな~
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