小野大輔、10年を経て感じた“古代進”への思い…新クルー・土門竜介の登場に「やっぱり(畠中)祐っていいな」<Interview>

2021/10/08 17:30 配信

映画 アニメ インタビュー

「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章-TAKE OFF-」上映直前インタビュー(C)西崎義展/宇宙戦艦ヤマト 2205 製作委員会

「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの最新作「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章-TAKE OFF-」が、10月8日(金)に劇場上映を開始する。WEBザテレビジョンでは、これまで同シリーズで古代進を演じてきた小野大輔にインタビュー。およそ10年にわたって携わってきた「宇宙戦艦ヤマト」、古代への気持ち、今作から新クルーとして登場する土門竜介役の畠中祐への思いなどを語ってもらった。

今作「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章-TAKE OFF-」は、1979年に放送されたテレビスペシャル「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」をモチーフに描いた完全新作となっている。

10年を経て…小野大輔にとって“古代進”とは?


――「宇宙戦艦ヤマト2199」(以下、「2199」)で古代進を演じられてからおよそ10年が経ち、「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章-TAKE OFF-」(以下、「2205」)の上映を控えた現在のお気持ちはいかがですか?

今、10年近く演じているということを伺って、改めてそんなに長い時間、旅をしていたんだなって実感しています。ただ、この10年はあっという間でしたね…。必死だったからだと思います。

「地球を救う」というたった一つの大きな命題を抱えて旅立ったはずなのに、その中で大切な愛に出合い、異星人との交流があり、戦いの中でヤマトクルーとの絆が深まり…旅の中でいろんなものを得ることができたので、ずっと旅をしてきて良かったなって、改めて思っています。

――小野さんにとって古代進はどういう存在でしょうか?

当初はやっぱり「宇宙戦艦ヤマト」の古代進という一つの象徴を背負わなければいけないという思いがありました。なので、とてもプレッシャーを感じていましたし、自分には大き過ぎる存在でした。ただ、旅を重ねるごとにいろんな人と出会って、いろんな経験をした中で、どんどん自分にリンクしていきましたね。

ただ猪突猛進な人ではなくて、ちゃんと後ろを向くし、ウジウジするし、迷うんですよね。その中で一つの答えを見つけて、みんなで背負うということに気づく…それがやっぱり自分の芸歴や人生と重なってきています。

なので、どんどん“小野大輔=古代進”になっていますね。「俺、古代みたいな人間だったんだ…!」って改めて気づいて、今はそれが誇らしいです。