「LINE NEWS」の動画プロジェクト「VISION」 にて配信中の縦型アクションムービー「EXTREME ACTION」で、主演を務めている山本千尋。公安警察特殊部隊員だった兄を殺されたユウナ(山本)は、犯人に報復するために内部に潜入するが、そこでシュウ(ZEN)という男性と出会い行動を共にすることに。そんな中で次々と兄に関する事実を知っていき…。
全編アクションの新感覚作品に臨んだ心境や、同時期に挑んでいた自身初の音楽劇、またとても具体的な次の女優としての目標などをたっぷり聞いた。
「過酷な状況がプラスに働いた現場でした」
――「EXTREME ACTION」は山本さんを始めとしたキャストの皆さんの華麗なアクションに加えて、世界観も独自のスタイルを貫いています。
私も完成した作品を見たときはビックリしました。スマートフォンに合わせた縦型映像で、アップテンポな音楽も流れていて。面白い企画だなと思いましたね。
――撮影期間はどのくらいだったんですか?
2日間で、その間ずっと動きっぱなしでした。これまでもクランクアップの日にずっとアクションをしていた経験はありますけど、2日間まるまるとなると、さすがに初めてで。暗いところで撮影していたので、後半はもう「今は朝かな? 夜かな?」って思うくらいに限界を超えてまた新たな限界を見つけた…という感じでしたね(笑)。でもありがたいことにZENさんを始めとした共演者の皆さんやスタッフの皆さんが、ものすごくハートがアスリートな方々だったので。そういった人たちの強いメンタルに引っ張られながら撮影ができたので、いい勉強にもなりながら助けていただいたなと思っております。
――どういう部分がアスリートだと感じましたか?
「1回で決めてやる!」というみんなの集中力や緊張感というものが、今までの撮影現場とは雰囲気が違っていたといいますか。アクション作品は何度かさせていただいておりますけど、やはりジャンルの違うものをするとなると、どうしても動きが硬くなってしまったり時間が掛かってしまったりすることがあるので、そういった中でいかに集中するのかが大事になってくるんです。アクションは何回かしたからいいものができる、というものでもないので。誰か1人でも「1回ダメでも、また次に成功したらいいじゃん」っていう気持ちの人がいたら、やっぱり空気がダラけてしまうんですね。でもそういう人がこの現場には誰もいなかったですし、私も幼少期から中国武術を習っていたので、選手時代に大会に出ていたときのような感覚を思い出しながら撮影に臨んでいました。そういった部分ではある意味、過酷な状況がプラスに働いた現場だったんじゃないかなと思いますね。
「EXTREME ACTION」(全8話)