清原果耶がヒロインを務める連続テレビ小説「おかえりモネ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。10月8日放送の第105話では、百音(清原)の母・亜哉子(鈴木京香)が、誰にも言えず抱えてきた闇を家族に打ち明けた。名優陣が作り上げた“永浦家”のあたたかさに感動の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)
今週は第21週「胸に秘めた思い」(第101~105話/10月4日[月]~8日[金])を放送。苦しい恋に悩む未知(蒔田彩珠)、家業を畳もうと思っている龍己(藤竜也)、突然の転勤話を喜びながらも家族のことが気になる耕治(内野聖陽)、心の傷を家族に打ち明ける決心をした亜哉子(鈴木京香)、と永浦家の人々の心の中が少しずつ垣間見える展開だった。
105話は、そんな1週間の締めくくり。答えのない問題を抱えた家族が茶の間に集まった。演じる俳優はいずれもベテランで、言葉にならない思いも繊細な動きや表情で画面に表現していく。
亜哉子は「あの日、震災の…あの夜。私、モネや未知のこと考えて、生徒たちを置いて学校を離れようとしました」と打ち明け、噛みしめるように「あの10分間が頭から離れなくて…私は、教師は続けられないと思いました」と口にした。
「でもあの頃、学校は本当に大変で…自分がつらくなっちゃっただけなのかもしれない。逃げたのかもしれない」。亜哉子がこらえきれず涙を流すと、耕治はその顔を見ず、手だけをそっと背中に手を当てた。