上坂すみれの“電波ソング”論「歌詞は石清水の流れ。説教がないのがありがたい」

2021/10/27 19:30 配信

アニメ インタビュー

上坂すみれ

魔法少女にラーメン屋…MVでは5変化

――MVについてはいかがですか?

上坂 今回も非常に頑張りました。魔法少女とOL、ラーメン屋さんに交通整理の人、そしてもやしTシャツの人…と5人キャラクターが登場するのですが、何とか1日で撮りきることができました。お気に入りはラーメン屋さんですかね。一生で一回くらいラーメン屋さんで働いてみたかったので、エプロンを付けて、台を拭いているときが楽しかったです。バイトといえばマックかラーメン屋っていう憧れがあります。

――MVは魔法少女がバイトをしてお金を貯めて変身し、怪獣と戦うというストーリー仕立てです。

上坂 魔法少女さんの衣装がよく着ているお洋服に一番近いので、とてもやりやすかったです。今回ゲストとして怪獣も来てくださいましたし。怪獣と戦うときは、特にアクション指導などはなく、素人の私が自由に頑張って攻撃しています(笑)。

――MVではアクションにも注目ですね。カップリング曲については?

上坂 「ものどもの宴」は、YouTube番組「上坂すみれのおまえがねるまで」のテンションを“夜の謎の宴”みたいな感じでイメージを広げました。ロマンチックになりそうな、そうでもないような、構成の激しい曲ですね。途中のオペラのようなパートも、ほぼ人力で歌っています。

「ドロップス」は、私があまり歌ったことがないようなゆったりした楽曲で。作詞はとても苦しみましたね。“何でもない暮らし”というような、私の理想の休日の過ごし方を書きました。

――どの曲も個性的な、バラエティー豊かな3曲ですね。

上坂 運動、運動、休憩と繰り返していただける1枚になっています。脈略がないように見えますが、全てが暮らしに基づいている歌なので、皆さんの暮らしのお供にしていただけたらうれしいですね。

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