検査結果から病状を見抜いていた未知子によって手術は無事に成功した。
そして「私には責任が取れない」と手術室を出て行ってしまった興梠が、アメリカ・ニューヨークの同じ病院で働き、コロナの感染拡大のさなかに逃げ出すように日本に帰国したことを思い出した未知子。「起こり得るリスクを事前に想定し回避しないのは、ただのバカです」と言う興梠に、未知子は「患者はね、逃げたくても逃げられないの。一人の外科医に命預けてんだよ!」と一喝した。
明らかになった未知子と興梠の過去。興梠が危機管理という名の元で逃げ出した中で、未知子は患者に向き合ってきた。東帝大学病院において外科と内科が対立する中で、外科医同士である未知子と興梠の対比も物語に深みを与えていくはずだ。
さて、本話では手術後に未知子がガムシロップを飲む場面が復活。SNSには「未知子が久々にガムシロ飲んだ」「ガムシロ描写、いかにもハードワークした後っぽくって好き」「これでこそドクターX」と本シリーズファンからの投稿が相次いだ。
また未知子を自分の懐刀としたい蜂須賀に「思う存分、手術の腕を振るってほしい」と言われ、目を輝かせた未知子。本シリーズで内科チームが見せるコロナ禍における飛沫の飛ばない“御意ポーズ”をしながら「いたします」と答えたことも話題に。
しかし、その直後に蜂須賀が肘タッチを求めると、「それはいたしません」ときっぱりと断り、いつもの忖度しない未知子らしさが痛快だった。
第3話は10月28日(木)に放送される。東帝大学病院の広報室長・蝶子(杉田かおる)と厚生労働事務次官・神戸(宮川一朗太)がそろって高級レストランから出てきたところを、写真週刊誌が激写。その会食をセッティングした蜂須賀は、事が大きくなる前に収拾するように命じる。その矢先、院内で記者に囲まれた蝶子が倒れ、偶然通りかかった未知子が処置室に運ぼうとするが、内科副部長・鍬形(小籔千豊)は「治療は内科であたる」と宣言する。
(文=ザテレビジョンドラマ部)
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