冒頭6分で心を鷲づかみ! 音楽と究極の融合を見せる爽快カーアクション映画「ベイビー・ドライバー」がBS12にて放送
毎週土曜夜7:00より、BS12 トゥエルビにて放送中の「土曜洋画劇場」。10月23日(土)夜7:00からは、エドガー・ライト監督が音楽と映像のシンクロにこだわり制作したカーアクションムービー「ベイビー・ドライバー」を放送する。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」などのコメディー作品で知られるエドガー・ライトが監督を務めた本作は、ベビーフェイスの天才ドライバーが、寡黙な“逃がし屋”として街を爆走する様子を描いた爽快カーアクション映画。
舞台はアメリカ南部の都市・アトランタ。天才的な運転テクニックを持つ青年・ベイビー(アンセル・エルゴート)は、犯罪組織のボス・ドク(ケビン・スペーシー)に借りを作ってしまい、“仕事”を終えた犯罪者を車に乗せ逃走する“逃がし屋”として働かされていた。
幼い頃、交通事故で母親を亡くしたベイビーは、事故の後遺症による耳鳴りに悩まされていた。それをかき消す唯一の方法は、多くの曲を収めた自身のiPodで音楽を聴くこと。また、彼は周囲の人の声を録音し、それらをミックスして曲を作ることを密かな趣味としていた。
ある日、ベイビーはなじみの店のウエートレス・デボラ(リリー・ジェームズ)に恋をする。ドクへの借りを完済できたこともあり、ベイビーは“逃がし屋”から足を洗おうとするが、ドクによって新たな犯罪に巻き込まれていく…。
物語と絡み合う絶妙の選曲やアイテムのレトロ感にも注目!
本作の見どころは、何と言っても圧巻のカーアクションシーン。BGMと映像がシンクロするミュージックビデオのようなシーンの高い完成度から、第90回アカデミー賞において音響編集賞、録音賞、編集賞の3部門にノミネートを果たすなど、批評家からも高く評価されている。
サンフランシスコの急坂で息詰まるカーチェイスを繰り広げた「ブリット」(1968年)や、ニューヨークの高架線を走る電車を猛スピードの車が追跡する「フレンチ・コネクション」(1971年)など、映画史に残るカーアクション映画の名作に、新たな感覚で1ページを書き加えたと言える作品だ。
加えて、MVの監督を務めるなど音楽への造詣が深いエドガー・ライト監督ならではの選曲にも注目。クイーンやサイモン&ガーファンクルのヒット曲からパンクロック、ジャズまで、幅広い音楽が物語と絶妙に絡み合う様子には、楽曲を知らなくても引き込まれてしまうはず。
そんな二つの魅力が究極の融合を見せるのは、映画冒頭の約6分に及ぶカーチェイスシーン。The Jon Spencer Blues Explosionの“Bellbottoms”に合わせて、数々の物音が絶妙のタイミングで鳴っていくこのシーンだけでも、本作を見る価値は十分にあるだろう。
また、デボラを演じたリリー・ジェームズのファッションや、ベイビーが曲をミックスをするカセットテープなど、随所に漂うレトロ感もおしゃれだ。ベイビーが運転する車に数々の日本車が登場するのも日本人としてはうれしいポイントで、見どころ満載の娯楽作品となっている。
10月23日(土)夜7:00ー9:10
BS12 トゥエルビにて放送
https://www.twellv.co.jp/program/drama/doyou-youga/archive-doyou-youga/doyou-youga-164/
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