白石麻衣ら、主要キャストの役どころ
白石演じる鞍馬蘭子(くらまらんこ)は闇カジノを経営し巧妙なイカサマで客から金をむしり取るオーナー。中田監督作品では「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」(2020 年)以来の出演となる。白石は「監督と相談しながら、闇カジノのオーナー・親分なので、口調の強さを意識して芯の強い女性として演じました。衣装や髪型もシーンごとに大きく変えているので、そこも皆さまに楽しんでもらえたらと思います」と語っている。
三浦翔平演じる佐田国一輝(さだくにいっき)は科学者でありながら、ある事件が原因でマッドサイエンティストに豹変し権力者達から金と命を賭けで奪っていく。強烈な悪人を演じた三浦は「横浜さん演じる貘と戦う、圧倒的に“悪”で敵対する役は、初めてでしたので新鮮で楽しんでやり切りました」と役について振り返る。
櫻井海音が演じるのは、“賭郎”で頂点に君臨し、お屋形様と呼ばれる謎の男・切間創一(きるまそういち)。“賭郎”とは、政府の要人をはじめ権力者にして一流のイカサマ師達が含まれ、その支配力は国家をも凌ぐ会員制の倶楽部。会員同士のギャンブルに、絶対的な頭脳と武力を併せ持つ立会人を派遣、中立の立場でその場を取り仕切り、負けの代償は生死を問わず取り立てるという組織だ。
また、本郷奏多が立会人・目蒲鬼郎(めかまきろう)役を、同じく立会人・夜行妃古壱(やこうひこいち)役を村上弘明が演じる。