第3話「復活~最終決戦」のあらすじ
特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)は、サイバーセキュリティ対策本部の青木年男(浅利陽介)がひそかに仕込んでおいた入り口から、IT長者・加西周明(石丸幹二)が遺したVR(バーチャルリアリティー)空間に入り込むことに成功。
“加西周明の館”と名付けられたそのVR空間にはナビゲーター役の執事がおり、アバターとなった3人は案内に従って歩を進めていく。ところが、突如、視界が暗転。3人は、加西が張りめぐらせていたわなに突き落とされてしまう。
その頃、捜査一課の取り調べを受けていた内閣情報官・栗橋東一郎(陰山泰)は、柾庸子(遠山景織子)の自殺に関することのみ、かたくなに黙秘を貫いていた。関与していたことは確実であるにもかかわらず固く口を閉ざす。
そんな彼の様子に、右京は庸子の一件こそ、すべての“黒幕”内閣官房長官・鶴田翁助(相島一之)のウィークポイントに違いないと確信する。しかし、栗橋を切り捨てた鶴田は、彼にかわる内閣情報官のポストに驚がくの人事を発表。自らの権力をこれみよがしに誇示する。
その矢先、ついに“加西周明の館”の存在にたどり着いた鶴田が、VR空間に出現する。だが、鶴田はそこで予想だにしない光景に遭遇することになる。特命係は“権力の権化”鶴田翁助を追い詰めるために奮闘する。