しかし、そんなニシダでも唯一、大好きなお笑いコンビである南海キャンディーズの山里亮太との仕事だけは「1時間前に入る」「1秒でも早く現場に行きたい」と、ぜったいに遅刻しないのだそうで、「なんで山里さんの時だけ早く来られるんだ」と不満を抱いたものの、そのイラつき自体がしくじりであり、「山里さんがいれば、ニシダは早く来る」=“ニシダは高いモチベーションを持つことはできる”と結論づけたサーヤ先生は、「社長として、そういう状況を作らなければいけなかった」と後悔する。ニシダをしかるのではなく、根本にある“行きたくない”という部分を変えるため、ニシダが“現場に行きたいと思う仕事”を入れるという改善が必要だと語った。
さらに、授業では「5時間の収録でひと言もしゃべれないのに反省ゼロ」というの衝撃行動も紹介されたニシダは、「(山里と共演していたため)緊張がいちばん大きい」としながらも、実は台本を読まずに本番を迎えていたことが判明し、「(本番中に)聞かれることはある程度決まっているはずなのに、準備をしていなかった」と悔い改める。
ここまでトラブル続きのニシダを、サーヤ先生は「クズキャラで推していこう」と考えた一方、ニシダは「できないことを認めたくない」と、ここでも気持ちのズレが生じていたと解説した。ニシダを例に、プライドが高く、好きなことしかがんばらない人は「自分に自信がなく、ガラスのハートを持っている」とその特徴を示し、「責めるのは逆効果」と持論を展開し、社員のモチベーションを高めるためには「ほめ称えあう」ことが大事だとし、「社長として、ニシダをほめたことはあまりない。実は、それがしくじりだったのでは?と思ってます」と吐露した。
しかし、そんなサーヤ先生の真剣な言葉に、「ソナンス」と軽くあいづちを打ったニシダに、ハライチの澤部佑は、「“ソナンス”じゃねえよ!『そうなんです』!」と猛ツッコミを入れる。声を荒げた澤部に「めずらしいな~」「怒ってんな~」と、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇らは爆笑していた。
そして、その後の授業では、“芸人の友達ゼロ・お世話になっている先輩芸人ゼロ・かわいがっている後輩芸人ゼロ”という、ニシダの生態が明らかになり、まだまだあったニシダの“超モンスター社員”ぶりに一同驚く。ニシダのため、さまざまな改善策を講じてきたサーヤ先生だったが、未来へつながる教訓を導き出すことができたのかを見ることができる。
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