三上悠亜「私が『好き』って思えるものを共有していきたい」
※文＝三上悠亜 構成＝編集部
今の活動としては毎月、本業の撮影が2日あって。マスカッツが最近は月1回か2回、あとはアパレルのお仕事が月によるけど4回くらい…撮影、ミーティング、インスタライブをしています。あとは下着やドレスのモデルの撮影やグラビア撮影、YouTubeは空いた時間を使ってやっています。
SNSチェックも欠かさず1日の空いてる時に。朝イチと、夜寝る前もチェックして、仕事の合間にも…1日2時間くらい見てるかも。応援してくださってる方の声を見るとやっぱり力をもらえますね。
「今は、昔みたいに踊れなくなりましたね(笑)」
私は8月のオンラインライブに出演できなくて、フィリピンエキスポのリハーサルが久しぶりのマスカッツとしての活動でした。半年ぶりくらいにちゃんと踊ったら、体がなまっているのか足があまり上がらなかったです。私は15歳くらいから踊っていて、20歳頃までは一日何公演やっても体は大丈夫でしたけど、20代後半に差し掛かるにつれて結構疲れるようになって。今は運動自体ほぼしてないのもあって28歳になった今は、昔みたいに踊れなくなりましたね(笑)。
ちなみに今回のライブでは、私が加入した頃に発売されて、初めて楽曲に参加した「Sexy Beach Honeymoon」の衣装でした。希島(あいり)さんと山岸逢花ちゃんも加入して一年くらい経って、比較的頼もしいメンバー揃いでしたね。MCの如月ちゃんもいて。でも小林(ひろみ)さんとか藤原(亜紀乃)さんみたいな面白担当みたいな人がいなかったかな(笑)。
普段のお仕事とは違う、歌ったり踊ったり、バラエティーでもメンタル強化もされますし、同世代の女子とも交流する機会にもなるし、いい場所だなって思います。
自分は引っ張っていくタイプじゃないので、よく言われるエースというよりは後ろから見守っていたいタイプなんですけど。でもセンターに立たせてもらえるなら、歌ったり踊ったりする姿勢を見せられたらいいな。言葉で言えない分、背中で語る、みたいな感じです(笑)。
ファンの方が直接見に来てくださったのは去年のフィリピンエキスポ以来。直接見られても、SNSに上げられても、恥ずかしくないような…アイドルしてるカッコいい姿を見せられたかな？
…と思ったら、当日のステージ直前のマイクテスト、聞こえてたんですね!?やだ、恥ずかしい(笑)。自分の体力が減っていて悲しかったけど、たくさんの人が来てくれて、盛り上がってくれてうれしかったです。あそこいつもよろけそうになるんですけど初めて転がっちゃいましたね。ファンの方の顔がたくさん見えました、特に女の子のファンの子も前の方にいてくれて心強かったよ。
フィリピンだけじゃなく、以前は毎月のようにお仕事で行っていた台湾にも2年くらい行けてなくて。香港とかにも行きたいなあ。たくさん応援してくださってる方がいるので、行けるようになったらすぐ行きたいですね。
会えない期間もSNSとかで応援してくれるのが私は力になるし、また会いたいし、応援し続けてくれたらうれしいなと思います。
「ウケてるのかすべってるのかも分からないし…つらいです」
マスカッツの活動としては、「自宅王」企画の収録にも…出ていますが、いつも変な汗かいてます。なんで自宅でこんなに焦ってるんだろうってなります。工作みたいに切って作ったりも普段しないですし(笑)。
通話を切られてもまたかかってくる不安で、ずっと落ち着かないです。終わったと思ってもまた掛けてくるんですよ⁉生放送だと見ながら動けるけど、収録だと他の人がウケてるのかも、自分がウケてるのかすべってるのかも分からないし…つらいです。
「今こうして活動できているのは“SNSの発信”の力」
「何かで一番になりたい」と思ってやってきましたが、私が今こうして活動できているのは“SNSの発信”の力が大きかったかなって思います。6年間かけてコツコツ続けてきた、努力した分だけ数字がついてきてくれました。数は裏切らないと思うんです。
Twitterは今年の夏にやっと公式マークも付けていただけたので、変なことつぶやけないなって気持ちにもなっています。TikTokはオススメを見て良いなと思ったのをブックマークしておいて、仕事の時とかにすぐやるようにしています。海外で受けてるやつを曲をメインにやってるかなあ。
一方YouTubeは趣味の延長みたいな感じで、チャンネル登録者数とか再生回数はあまり気にしないようにしてて。AKB48さんの「根も葉もRumor」をダンスの先生とやりたいって話はしているのですが、ロックダンスはやったことなくて自分でも想像つかないかも。
逆に情報収集としても、YouTube、Instagram、Twitter、TikTok…SNSは全部チェックしてます。
9月には「関西コレクション」に出させていただいて、現役AV女優が出るのが初めてだったみたいで緊張もしたけど良い経験になりました。ステージ上を1人で歩いて自分だけ注目される場って新鮮で、刺激にもなりましたね。写真集の発売も、自分的には久しぶりで。2年くらい全部撮り下ろしっていうのはなかったので楽しんでもらえていたらいいな。
活動だけじゃなく、最近の私は刺激を求めているみたいで、恋愛もののキュンキュンは求めていないかも。「イカゲーム」のような人間の怖さみたいな、サイコホラーものが好きで見たりしますね。韓国の作品って、日本の作品とはまた違うリアリティーがあってのめり込める気がします。
「私は永遠にオタク気質だと思います」
元Juice=Juiceの高木紗友希ちゃんとご飯に行ったことがネットニュースになっちゃって、弁解というか、少し話させてください。私はハロプロオタクで推してる立場だったのですが、展示会に来てくださって、SNSのフォローもしてくださって。
「友達いないので友達になってください」って連絡をいただいたんです。私もオタクなので線引きはしているのですが、でも「オタクだから遊べません」って断ることも出来ないじゃないですか。それで、私なんかで良ければぜひ、ということで連絡先を交換して、ご飯に行くことになって…。私からぐいぐいいったわけではないですし、私は永遠にオタク気質だと思います。
ファンの方には嫌われるかもしれないですけど…お手柔らかにお願いします、という気持ちです。
今後は「自分が作り出す、自分から行動する」を強化
人がやっていないこと、AV女優がやっていないことをやりたいなと思いながら、この6年、アパレルプロデュースとか与えられたことを自分なりにやってきたんですけど、自分が作り出す、自分から行動する、というのが少なかったと思うんです。行動力がまだあまりないので、今後は強化していきたくて。「自分が本当に使いたいもの」「自信を持って発信できるもの」を増やしていきたい。「私が好き」って思えるものを共有していきたいな。
いつか次のステップに進むにしても惜しんでもらえる活動をしていきたいですね。今は全力で必要と思われる存在でいたいなって思うし、自分の活動がAV女優の女の子たちや一般の女の子たちに希望を持ってもらえたらうれしいです。
最後に！三上悠亜によるメンバーレッスン着ファッションチェック
如月ちゃんは60点。エクササイズ感がありすぎるのと、スニーカーの色が派手すぎるかな。大人しめなのに色で遊ぶタイプなんだなって。顔とのギャップで低めの点数にさせてもらいました…(笑)。
紗衣ちゃんは63点。オーバー目のTシャツにレギンスみたいな、自分の武器が足っていうのをよく分かってるレッスン着なんですけど、Tシャツが女性らしさをかき消してアンバランスでマイナス。MIU MIUをレッスン靴にするのが高等テクニック…に思われるけど、ハイブランドをレッスン靴にするのがマイナスポイントですね！動きづらいと思います。
桃ちゃんは80点。自分に合ったものが分かっていますね。ピカチュウのチビTにジャージ、少し底上げみたいな靴で身長をカバーして足長効果。上半身のきゃしゃな感じも演出しています。帽子の後ろのところからポニーテールが出てるのもファンの方は好きなんじゃないでしょうか。機能性重視で入れたのかな？顔もよく見えますし。マイナスはTシャツのサイズを間違えて肩のところが合ってないらしいところ。靴の「ナイスナイスナイス」の装飾がちょっとだけダサいかなっていうので。そこだけバッドポイントですね(笑)。
山岸ちゃんは90点！シンプルでいいなっていうのと、NIKEの、一番動きやすいんですよこの靴。オシャレとか気にしてない…ように見えてスタイリッシュ。黒で合わせやすいし、くすんだブルーのスウェットはオシャレ上級者のカラー、上はウエストも少し出るような女性らしさも。マスクもピンクで輪郭に沿って小顔効果もありますし。ただ髪がもっさりしてるのだけがマイナス…朝早くて焦ったのかな？
希島さんは70点。Tシャツのゴールド文字がちょっとですけど…ダサいかな…。ネックレスがいかつくてレッスンには向いてないかも。あとズボンが若干よれ気味。でも靴はいいと思います、機能性重視だと思うので。髪形もいいですね、スッキリまとめて、マスクの小顔アピールも。でも服はちょっとシワが気になりましたね。
私は藤田ニコルちゃんがプロデュースしてるブランドのスウェットです。あの…洗濯してすぐ着られるところにあったのと、スウェットがちょうど良い季節かなって。今季はやっているのでトレンドも意識しつつ。帽子がブランドものですが、足元じゃなければブランドは良いんです…！靴はしっかり機能性重視でリーボックです。
撮影後記
「皆さん率先していろいろやりましょうって言ってくれて助かりました。最近はマスクもしてるし写真を撮る機会が減ったかもしれない…良い機会になりました。普段撮らない瞬間を撮れて楽しかったです。ファンの方に喜んでもらえたらうれしいです。私もオタクとしてはオフショットやメイキング映像が一番好きです。メンバー同士の顔が一番素なので、そこを引き出せたと思います」(三上悠亜)
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