吉沢亮が主演を務める大河ドラマ「青天を衝け」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。10月31日に放送された第33回「論語と算盤(そろばん)」では、静岡で隠居生活を送る徳川慶喜(草なぎ剛)が久々に登場。まげを落とし、こざっぱりとした短髪・洋装姿で視聴者の注目を集めた。(以下、ネタバレがあります)
同作は、“日本資本主義の父”と称され新一万円札の顔としても注目される実業家・渋沢栄一を主人公に、近代日本の歩みを描く。第33回では、第一国立銀行の経営主導権を巡り、栄一(吉沢)と三井組・三野村利左衛門(イッセー尾形)が激突する様子が描かれた。
そんな第33回では、栄一が久しぶりに慶喜のもとを訪ねた。短髪ながら袴姿の栄一に対し、慶喜は黒いブーツに茶系のジャケット、ハット姿。襟元には同系色のスカーフを巻き、狩りに出かけていたのか銃を手にしている。まさに19世紀の英国紳士といった風情だ。栄一の「私も、男の子が生まれました」という報告に、「おう、そうか」「いつかぜひ会ってみたいのう」と目を細めた。
久々の慶喜の登場、それもガラリとイメチェンした姿に視聴者からは「慶喜公カッコいい!」「おしゃれ!!」「慶喜公、まんま草なぎくん(笑)」の声が続出した。
栄一の話を聞く慶喜の背後にはイーゼルに置かれた絵が立てかけられていたが、それは実際に慶喜公によって描かれた油彩画「西洋風景」のレプリカ。実物を収蔵する久能山東照宮公式がTwitterで「慶喜公の多才さを感じるこちらの展示は本日までの予定でしたが、放送を受け延長します。博物館で実物をご覧下さい!」とツイートするなど反響を呼んだ。