―― 2ndシングルの3曲も、全く歌い方が違っていて驚きました。
楽曲はもちろんなんですが、私は歌詞に心を震わされることが多いんです。それによって歌い方や表現が自ずと変わっているんだと思います。
――ニュアンスを付けるという作業は岡咲さんご自身が考えてやっていらっしゃるんですか?
自分で考えることも多いですが、現場で方向性が変わることも多々あります。プロデューサーさんや作曲家さんとのディスカッションで良くなっていくので、柔軟に対応できるように意識しています。「こう歌いたいな」というのは毎回考えつつ、余白も残して、レコーディングに臨んでいます。
――表情づくりや声の表情の付け方などは、意識して勉強を?
特に意識はしていないんですが、音楽を聴かない日はないですし、家でもメーク中でもずっと歌っています。カラオケも大好きですし。あとは美しいものがすごく好きですね。天然石とか宝石とか、見ているだけで癒やされます。他にも動物を見てかわいいと思ったり、割といろんな感情を感じやすいタイプかもしれません。晴れの国・岡山出身なので、天気によって気分も変わりますしね(笑)。
そういう部分があるから、歌詞を見て共感できることが多いのかもしれません。表現に正解はないですが、「こっちのほうがいいな」と思う表現をアウトプットできる術を持っていたいな、と。
――そんな岡咲さんだからこそ、2ndシングルにもいろんな表情の楽曲が詰まっているんですね。岡咲さんの思う、それぞれの楽曲の魅力を教えていただけますか?
まず「ペタルズ」は、ものすごく笑顔になれる曲。毎日を大切に生きようと思えるんです。そしてMVもすごくかわいいので、ぜひMV付きでも聴いていただきたいです! さらに今回はタイアップ曲になっていますので、アニメのエンディング映像と合わさるとより一層素晴らしいので、そちらも併せてお楽しみいただきたいですね。
「好きじゃないよ」は、あざとい曲ではないということを前提で聴いていただきたいです。本当に好きなのか、いや好きじゃないかもしれない、いや好きでしょ、いや好きじゃないかもしれないっていう、花占いの「好き・嫌い」みたいな。この曲には主人公がいて、おそらく中学生くらいで初めて恋愛をした子。好きって気持ちを認めたくないんだろうな、でももう好きなんだろうなっていうすごくかわいい世界観で、私の表現としても無垢なかわいらしさを大切に歌っています。ぜひ、本当に好きなのかってところに翻弄(ほんろう)されながら聴いていただきたいな、と。
そして「魔法の言葉」。生きていればいろんなことがあると思うんですけど、全て〈ラルラリルラ〉で吹き飛ばしていただきたい! うれしいことはラルラリルラで喜んでいただいて、嫌なことはラルラリルラで吹き飛ばしていただいて。ポジティブで前向きな気持ちで生きている方がいいことが寄ってくると思うので、応援歌として歌っています。皆さんの背中を押せるように気持ちを込めて歌ったので、いろんな場面で聴いてください!
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